人造

どうもあぶりりかるびです。
今回はタオルケットPさんに提供した「ヒューマンメイドラブ」の歌詞についてしゃべっていきます。

最初に、テーマなんですがこれは
「機械×人間」のお話です!!!
解釈の仕方が2つ3つあるのでそれらが全部知りたい方は是非とも最後まで読んでいってください!

人間×人外


完成されてるくせして
不完全なんですってな顔をして話す君
私にとってそれが不思議で仕方なかった
そういう貴女のことも
完全に理解できていませんでした
僕にとってはそれだって不思議でしたよ

ヒューマンメイドラブ:1番

ヒューマンメイドって言うくらいなんで、人造の何かであることはなんとなく察してた方は多いと思います。
そう、彼は機械で人の感性がわかんないのです。

機械ってできることが沢山ありますが、できないことももちろんあります…
それを完全だ、不完全だ、と言ってるわけです。
彼は感情も心臓も(機械なので)持ってませんが、女の子のことを気遣う「フリ」をしてくれます。

僕は答え知ってるので言っちゃうんですけど、彼は女の子を気遣う感情を持っています。でも種族の違いは大きいもので、どこまでいっても「フリ」として受け止められてしまいます、悲しきかな。

さよならの真の意味も理解してない、というのはどういうことかと言いますと、何度も言いますが彼は機械なので…
「また会おうのさよなら」と、「もう会わないのさよなら」の違いも分かりません。

そんな細かいニュアンスも分からない彼に、「この日々が嘘じゃないこと 伝わっていますか」と女の子は問います。

一方通行な思い


歌う一方通行君のこと
そう本音がどうか本音がどうか知らずとも
ぬくもりなんて手のひらに収まるくらいでいい
バーチャル的な君だけど
でも現実だって現実だって思うんだ
君と離れていくほど痛感しているさ

ヒューマンメイドラブ:サビ1

一方通行?
いいえ、両片想いです。

ここで気になることと言えば
"ぬくもりなんて手のひらに収まるくらいでいい"
という言葉でしょうか?

この歌詞は、ほんの少しのぬくもりだけでも感じることができれば私たちは満足だ。と解釈できます。
機械である彼としか共有できないぬくもりが彼女にとってちょうど良いのでしょう。

ラビンユー
一生涯かけてもいいよ
だって本当はもっと本当はもっといたいから
余命や種族の壁を超えて誓うよ
きっと最後に言うだろう
後悔ない愛だった間柄ってこと
先に行ってしまったとしても Uターンしてくさ
ヒューマンメイドラブ

ヒューマンメイドラブ:サビ2

なんか、とっても仲良しですよね。
余命、種族、という壮大なところまで話が進んでいます。
そして、先に行ってしまっても、というのは「逝く」ということでしょう。
女の子は人間です、当然寿命があり機械の彼より命が終わるのは早いことでしょう。
彼は(メンテナンスなどから)擬似的に永遠の命を持ちますからね。

ですがそのあと、Uターンしてくさという不可解な歌詞があります。普通に読めば、先に逝ってしまう女の子がもう一度彼と会うために戻ってくるということでしょうが…気になりますね。

やべー女


Uターンしていくという言葉を自然に解釈するには、話の頭からもう一つの別の解釈をする必要があります。
そう、「彼くん、マジで手のひらサイズ説」です。

さて問題です。
Q.手のひらサイズで身近な機械といえば?
A.スマートフォン

そう、女の子はスマートフォンに対して恋愛感情持っちゃってるんですよね。
たまにいるじゃないですか、音声アシスタントガチ恋勢って。それ、彼女のことです。

そうなると寿命は人間の方が長くなります。
(僕含めてみんな、スマホなんて5年とかで使い潰しちゃうでしょ?)

それでも彼は機械ですから、女の子に対して言葉を投げ掛けます。
「僕は先に逝ってしまっても、機械だから戻ってきますよ。」と
やったね!一生一緒だ!!

とはならんやろ!なんでやねん!

ほんとにそうなら「ぬくもりなんて手のひらに収まるくらいでいい」というワード、だいぶやべー発言ですよ。
これ私にはスマホくんだけいればいいの、みたいに聞こえちゃいますよね??
だからこそ、おいお前、タオルケットP様の神曲にこんなやベー女の歌詞つけるな!と思う方もいるかもしれません。

大丈夫!
これはあくまで別の視点です。純粋に一つ目の解釈のように読めば、いい話でもあるんですよ。
実際機械と人間、どっちが長生きかなんてわかりませんからね、やベー女verの解釈をしなくたって歌詞に違和感はありません。

結局お前は


さて、ここまでつらつらと駄弁ってまで何が言いたかったのかと言いますと

「どんなものにも命が宿っている」ということです。

この話には「素敵な恋」と「やベー女の話」の二面性があります。

自分の持ち物を大事に扱っていますか?
人と接するように、恋をしたかのように、大事に扱えていますか?
それはヤバいことでもなんでもありません。
だって、見方を変えれば素敵な話なんですから。

これは人との関わり方と同じです。
逆も然り、どころか人には機械のように代わりもいませんから、より一層大事にしなくては。

一生一緒と言うくらいに依存しているなら、もっと大切に扱いましょうね。

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