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新天地で輝く。

一岡竜司、大田泰示と聞いてピンくるなら、おそらくプロ野球ファン。どちらも伸び悩んでいたところをトレードで他チームに移籍し、新天地で活躍して確固たるポジションを築いた選手です。伝統ある人気球団・読売ジャイアンツで燻っていた若手、という共通項もあります。

後藤武敏、エドウィン・エスコバー、平良拳太郎、伊藤光の名を聞いて二度三度と頷いているのは間違いなくベイスターズファンでしょう。トレードでやってきた彼らの活躍が何度ベイファンの心を踊らせてくれたことか。「来てくれてありがとう」「来てよかったよなぁ」。そんな会話をした人も多いと思います。

最初に入団したチームで力をつけ、運良く目覚ましい活躍ができる人は一握りです。その活躍を続けられる人はさらに僅か。良くも悪くもない成績で、なんとなく何年かが過ぎ、気がつけば中堅、かつての輝きも何処へやら……といった状態になってしまうのは案外少なくないのではないでしょうか。

転職支援の仕事をしていて、ビジネスの世界でも同じことが起こっているのを感じます。活躍できていないのがその人の心技体に起因していそうだと感じるケースももちろんあります。一方で、環境さえ変えればきっと力を発揮できる人に違いないと、支援する私のスイッチが入るタイプの方も少なくない数いらっしゃいます。

この仕事をしていてうれしい場面の一つが、支援した方がご入社してしばらく経ち、採用した企業の方と別件の話をしていて、「そういうえば◯◯さん、すごく活躍してくれていますよ」という言葉をいただく時です。これはたまりません。冗談抜きに泣きそうになるほどです。

今季も早いものでオールスター戦が終了し、プロ野球は今日からペナントレース後半戦が始まります。エスコバー、平良、光の3選手ももちろんですが、今季途中に巨人から楽天へ移籍した和田恋選手、広島から同じく楽天へ活躍の場を求めた下水流昂選手、巨人から日ハムという大田選手と同じ道を選択した宇佐見真吾選手など、トレード移籍選手の活躍も楽しみです。

(この投稿はnote開始前のブログで2019年7月15日に発信した内容です)

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