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『結婚できない男』をオーディオ視点で見る

阿部寛さんの数々の主演作の中で一番好きなのが『結婚できない男』です。

主人公は40代で結婚できない男、いや彼は結婚できないというよりも積極的に結婚したいと思わない、もっと言えば人との接触を望んでいない現代では珍しくない男性です。阿部寛さん演じる建築事務所を営む桑野信介さんが偏屈なまでに独りよがりな行動をして巻き起こす出来事の数々を、なんでそんなに頑ななの?とかクスっとするためのドラマなのだと思います。

私の知り合いの理系男子の行動パターンとよく似ており、阿部ちゃんの背があと20センチ低いと彼だなと思うことしばしば。でも一人焼肉をした自分や、目を閉じて音楽に聴きいる自分もいて、こりゃ他人事では無いなと、自分の胸に手を当てて振りかえってみたりもする訳です。クラシック聴きながら指揮棒を振る真似してたこともあったかも。大丈夫か自分。。。(滝汗)

パート2の「まだ・・・」になって、周りの女性メンバーが総入れ替えされていた理由が「桑野(阿部寛)に愛想を尽かして去って行った」と言うことにはさもありなんなのですが、それ以上に阿部寛さんがプライベートで結婚された後だからか、パート1の時の異常さが薄れてしまい正直寂しさも感じます。

舞台が、目黒川沿いのマンションだったり、神泉町のトヨタだったり、恵比寿と代官山の間にあるカフェだったり見覚えのある場所が出てきて親近感を抱かせます。

『結婚できない男』の特徴的なシーンは大音響でクラシック音楽を聴くときに目をつむって音楽の世界に浸りながら指揮棒を振る真似をするシーンでした。

ショスタコーヴィチ 交響曲第5番 第四楽章 ドラティ指揮ロンドン・フィル

そんな桑野さんのお部屋のオーディオ機器はたぶん次の機種たちでした。

まずはパート1『結婚できない男』

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