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Apple TV4K(第三世代)を見ていたら・・・

Apple TVいいですよね。無駄に欲しくなる何かを感じます。

昨年11月に発売されたApple TV4K(第3世代)ではなく、さらにApple TV4K(第1世代)どころかもっと古い、2007年に発表されたApple TV(第一世代)初代の160GB HDDモデルを手に入れました。

「やってしまった」

手元に届いたApple TV(第一世代)のパッケージを両手で持つと、ルパン三世カリオストロの城で石川五右衛門が火のついたルパンの服を一刀両断して助ける際「また、つまらぬものを斬ってしまった」と語る言葉がなぜか頭の中にこだまします。

「また、つまらぬものを斬って(買って)しまった」

五右衛門さんの気持ちはまさにコレだったに違いありません。つまらぬものと言いつつもあくまで自虐風自慢であり、どこかに自負があったはず。

しかし、やはり自分以外になかなかその思いを、共有してくれるひとはいないであろうことからの謙遜でもあったと。最新型のApple TVには無い重みを両手に実感していたのでした。

2022年11月4日に発売された最新のApple TV 4K(第3世代)のスペック 

CPU:A15 Bionic 
HDMI:Ver.2.1 
ストレージ:64GB/128GB 
RAM:4GB 
重量:208g/214g

128GBモデルはGigabit Ether端子完全に画面の無いiPhoneやiPadと言えるスペックを備えるからか、やけに持ち上げ記事が見受けられ私もその気になっています。

A15 Bionicのエンジンなんて私のiPhoneに移植したいです!それでいて価格は19,800円からというのだから、Apple TV4Kは大バーゲン価格。

こんなすごいスペックならパソコンとして使えないか?から入ってしまうのです。そこから最新のApple TV4K(第三世代)を見ると脱獄は可能。しかし、USB無く簡単にはパソコンに流用出来ない仕様、そりゃそうですよね。簡単に出来たらMac miniとか売れなくなります。

ただ、必ずしも両手をあげて素晴らしいとは言えないところもあります。

Wifi環境は従来の2.4GHz・5GHz帯に加え6GHz帯に対応したWifi 6E規格の製品リリースが始まったところ、ギガビットイーサネット環境もルーターでは5ギガビットや10ギガビットの高速規格が普及期に入ろうとしている今Apple TV4K(第3世代)を購入してもしばらくするとWifi 6Eおよび5ギガビットイーサネット対応版がリリースされるのは間違いないでしょう。

HDR10+やDolby Atmosに対応しているのは気になる一方、私のテレビはソニーのHDRとDolby Atmos対応なのでメリットを享受出来ない。

私のオーディオはDolby Atmosではなく2スピーカーのHiFiサウンドが基本なので、Dolby Atmosどころかサラウンドですらない。

今年はWifi 6Eルーターをメッシュで設置しようと狙い始めているタイミングだったりしていたりして購入に二の足を踏んでいたります。

踏ん切りがつかず、過去のApple TVをおさらいしていくと、Linux化出来る機種がありました。理想的な機種。そうそれが今回入手したApple TV(初代)です。

スペックをおさらい、というか素晴らしい方がまとめられているページをリンクします。

Apple TV(第一世代)のスペック

CPU:Intel 1GHz
メモリ:256MB
HDD:40GB/160GB
重量:1.09kg

最新型の重量が200gちょっと、iPhoneと大差ないのに比べ初期型の重量は1kg超え。「最新型のApple TVには無い重みを両手に実感していた」訳です。

画面出力はHDMI(1.4か1.0)かコンポジット出力で720p、オーディオ出力はRCAの他光デジタル出力も装備、さらにUSB(2.0)もあります。

映像出力:HDMIとコンポジット出力
オーディオ出力:RCAと光デジタル(S/PDIFとかTOSLINKとか言う)出力

この初期型にありがちな迷いぶりにぞくぞくします。まぁ、最新型も64GB/128GBに加えイーサネット出力端子の有無でわざわざ4,000円の違いを設けて、Threadというスマートホーム端末として使うことの迷いがあったりします。

2007年発売から16年目に入ろうというApple TV(第一世代)を手に入れたのは、晩ごはん代を1回節約するぐらいで買えてしまう程の金額の安さがあったことも大きな要因でした。

2007年に何をしていましたか?

2007年、iPhoneの初代が発表された年でした。スティーブ・ジョブズがiPhoneの発表をしたことに胸躍らせた記憶が残っています。

Apple Computer Inc.から単にApple Inc.に社名変更したのもこの時2007年で、Appleの時代の転換期でした。

Apple TV(第一世代)のスペックは、Intelの1GHz CPU、256MBメモリ、40または160GB HDD(私のは160GBでした)、HDMIおよびコンポーネントビデオ端子で480pまたは、720p出力しています。

USB2.0、Wi-Fi(802.11b/g/n)と10/100BASE-Tイーサネットなので、今となっては大変見劣りするものの、端子は共通で使えて嬉しいです。

メモリだけ見ると手持ちのRaspberry Pi 3Bあたりとあまり変わらないインターフェイスではないか。

raspberry pi 3B+あたりとの脳内比較

そもそもうちのネット回線は古いマンションの集合回線で100MBPSなので実質的にボトルネックになり得ない。

光およびRCAインターフェイスを装備。

そのままオーディオサーバにしてもいいし、飽きたらLinuxベースでメディアサーバにしたら面白いのではないか?

USB2.0インターフェイスもあるのでUSBハブをかませればキーボードとマウスにUSBメモリも使いX立ち上げて簡易パソコンにも出来てしまう。

電源スイッチがないのもラズパイみたい。ラズパイとして考えると256MBしかないメインメモリが貧弱な事を除けば素晴らしい筐体付きで1,000円から4〜5000円で手に入る。

当時160GB版で49,800円もしていたApple TV(第一世代)も、今では中古が1,000円ぐらいから程度が良くても5,000円しないで手に入ります。

バーゲン価格と言ったApple TV4K(第3世代)は確かにA15BIONIC搭載で2万円前後と安いと感じますが、17年落ちのAppleTV(第一世代)はもはや最新型のイーサネット端子の有無の差額で一台どころか数台買えてしまう誤差のようなもの。

まだ箱から出してもいないのに長くなりました。

この続きには少しお時間掛かります。

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