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偶然性に心をひらく(「復讐心なんてあるはずない」からの気づき)

先々月あたりから、
あたらしいカードを使ったセッションの
準備をしていたわけなんですが

その過程で、
たまたまネットのおすすめに上がってきて
「あれ、これすごく面白い!」
と感じたもうひとつのカードがありました。

さらにたまたま、
そのカードの学びを深める講座というものが開催されていて
翌日が申し込み締め切りというタイミングだったので
講座も受けられたという、
ご縁のあるツール。


心理学者であるチャック・スペザーノ博士が考案した
「セルフ・セラピーカード」。


原題は
「enlightment pack(エンライトメントパック)」、
直訳だと「悟りのためのカード」ですけど

「en‐lightment」って、

「en‐(~にする)light(光)」なので
まさに「自分の内に光を当てる」カードなんです。

心の奥にある気づきにくいところを
「ほら」と見せてくれるような象徴的なイラストで
とても示唆に富んでいて面白い!

わたし自身も
このカードを使って自分の内を何度となく見たんですが
とってもよかったです。


中でも印象に残ったのは
お仕事面でカードに問いかけた時のこと。

わたしは今の仕事が好き。
たのしい。

けれど、
なんとなく停滞感を感じている。

次に進む段階に来ているような気がする。

でも、
なにをどうしていいのかわからない。


ちょっと最近、趣味のフラに
エネルギーを注ぎすぎてただけじゃない?
それか、
母の看護で疲れているとか?
だったら、
休むなりなんなりして、もっとがんばればよくない?


これが、
その時点でのわたしの「思考」
つまり
意識全体の5%程度といわれる顕在意識での考えでした。



カードを使ったセッションのいいところは
その5%よりはるかに大きな95%の
潜在意識にゆだねる部分があるところ。

どのカードを「手に取りたい」と思って開くのか、
それはたまたま、
偶然の出来事かもしれません。


でも

その偶然手に取ったカードの
象徴的な風景を目にし
心が感じることに光を当てて
ひとりの思考では及ばなかった気づきがもたらされたなら

それは

「意味のある偶然の一致(シンクロニシティ)」

といっていい。

その偶然性に心を開いて
思考より大きな叡智にゆだねるのも
今の時代に必要な要素かもしれないと思うんですよね。


出てびっくりした「復讐」のカード。

わたしのお仕事面での問いかけで起きた
カードによるシンクロニシティは
なんと
「復讐心」という形であらわれました。


「復 讐 心」・・・・・・!!!???


ぎょっとしましたよね。

復讐って、
なんかおどろおどろしい感じ!

自分でいうのもなんですが、
わたしできればずっと平和に暮らしたい人間なので
このカードに全然ピンときませんでした。

「仕事がうまくいかないことで誰かに復讐してるってこと?」
「それなんかメリットある?すごいイヤなんだけど」と

本気で否定したくなりましたよ。


でもですね、
解説にはこう書かれていたんです。

「復讐」心は心のもっとも奥深くに隠れている力であり
原動力のひとつ。
潜在意識の基本的なメッセージは
「私がこんな目に合ったのは、あなたのせいだ。
あなたがもっと私を愛してくれたら、
もっと大切に扱ってくれたら、助けてくれたら、
私をあんなにひどく扱わなかったら、こんなことは起きなかったはず」
というものです。
被害者の立場の本質は「こうすることであなたが傷つくなら、あえて自分を傷つけよう」です。

『Dr.チャック・スベザーノのセルフセラピーカード』


こういう心、実はよくあること。

病気になったり、何かがうまくいかないとき
その心の奥深くに実は
誰かに罪悪感を持ってもらおうという気持ちが存在することって
人間ならば、誰にでも起こりうることなんです。

それは、
個人レベルの「誰か」でもあるし
もしかしたらもっと大きな
人類の歴史的な記憶もあるのかもしれない。


わたしの場合は
なんなのだろう。


別に仕事の停滞感があることで
わたし以外の誰かが傷つくとは思えないし・・・。


そこで
よくよくイメージを膨らませて


「仮にもし、
仕事がこのまま望むように展開していったと想像して
誰かに対する気持ちがなにか湧き上がるとしたら」

と、
出た「復讐」カードの偶然性に
心を開いてみたら。

出てきたんですよ、

「なんで、わたしだけそんなに頑張らなきゃいけないんだよ」

というやさぐれた心が!


もう、秒で
「はず(恥)ーーーーーーーー!!!!」


と思いましたよね~。


ちょうどその数日前
おひとりでお子さんを立派に育て上げた方々のお話を
伺ったばかりの時。

「え、〇〇さんとか〇〇さんなんて
ひとりでめっちゃがんばってきたのに。
なに甘ったれたこと言っちゃってるんだろ」

と悶えました。
(これも思考による「比較」「ジャッジ」ですけどね)


この
「わたしだけがんばらないといけない」って心、

はじめは実は、
イメージ上の夫に対して湧いてきた心。
でも、客観的事実として
夫はわたしより頑張ってる(ように見える)。

そこではたと
「ああ、これはまた父親を夫に投影した心だ」と
気づいたんですよ。

インナーチャイルド案件です。

「あなたが自分の弱さに負けてわたしを守ってくれないから
わたしは必死で生きなきゃいけなかった」
「あなたがしっかりしてくれさえすれば
わたしは苦しまずに済んだのだから
もうわたしはがんばりたくない」

「おまえががんばれよ!(怒)」


はい。

これが、
わたしが子どもの頃に感じていた(けど抑圧してた)本音です。
望むように依存しきれなかった、自立の痛み。


今の大人のわたしの普段の意識には、上ってこないもの。

父のことはあらかた癒してもう完了したと思っているし
今現在目に見える「現象」について
誰に対しても特に不満のないありがたい状況にいるから
「復讐」といわれてもピンとこないんです。


でも、ここが心の面白いところで


この
「あなたがやらなかったんだから、わたしだってやるもんか」
「なぜなら、それはあなた(大人)の仕事だから」
という
意固地になっていた子どもの頃の感情のエネルギーが
今や「別に不満ないけど」状態のわたしの心の奥から

「これがあったという事実に気づいて」
「もう解放して」

と現れてきていたんですね。

「仕事の停滞感」という
わたしがとても困る感覚を通して。


(それが、「復讐」という言葉の意味と
完全に同じかどうかはあまり重視しないです。
「復讐」というカードを見てそこから得た本心の気づきの方が大事)

不満なく、安心できているからこそ
デリケートな部分が
奥深いところからひょいと出てきているとも
言える現象かもしれません。


この抑圧した本音があらわれたので
イメージワークでそのあたりを癒し
未完了の感情を完了させ
何を大切に生きていきたいか
自分に問い直したところ

「やっぱりわたしは仕事がんばりたいんだった」

と再確認できました。


子どもの頃
「不安から逃れるため、安心したいため」に
生きることそのものを頑張ってきたけどしんどかった、という
小さな痛みの残りが
「恐れからの逃避」のくせを
(つまり、停滞が困るからがんばらねばという方向)
図らずも大きくしていたことにも気づき

「恐れからの選択ではなく、愛の選択」をしよう、
「わたしはこれをやりたいからやっているのだ」

もう一度意識をセットするきっかけにもなりました。

そうしたところ、

停滞した感覚が
さらさらと流れていく感覚になって
現実に起きる現象も
さらさらと動きだしてきたんですよね~。


いやいや、
「はず(恥)!!」という衝撃のおかげで
ちゃんと向き合うことができてよかった。

ショックだったとしても、
向き合うことくらいで昇華されて心が先に進めるなら
それで自分をますます大事にできるなら、

やっぱり光を当てた方がいいと
わたしは思うんですよね。

というわけで
「推し」ツールがもうひとつできたので
2種のカードを使ったあたらしいセッションをスタートします。
(女性限定です。対面・zoom可)

詳細は13日(火)にサイトのブログにてお知らせします。
ご興味ある方はぜひ。


【13日追記】
詳細はこちらから↓


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