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遠くに想いを馳せる

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今年の冬に決行した、18切符旅最初の行き先

一生に一度は目に触れておかねばと
心に決めていた場所へ

原爆ドームを横目に、颯爽と進んでゆくボート



机上よりはるかに大きな学びは
そこにあるはず

わたしが、あなたが、
そこへ出向き、見つめ、耳を澄まし
思いを馳せること

わたしが、あなたが持ち合わせた
心の素直さのもと向き合うこと

わかるに届かなくても、分かりっこないに抗う
わたしの、あなたの足で歩み寄ること

それは敬いであり祈りである

資料館を後にして、輪郭のぼやけた時間のなかに
自分はぷかぷかと浮いていた


「いかにして遠く離れた世界や時代の実情を、
自分事として捉えられるのか」
今朝の問いが少し晴れた

羅列された平仮名、祈り

2024.08.06

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