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「教授」の思い出 その3 峠


クルマ好きで走り好きなら、峠には良く行く訳で。
二人でよく行きました。近県が多く。茨城県北部・栃木県、埼玉県、千葉県、長野県の峠が多かった。
V40を購入した直後でよく峠へ走りに行っていた頃で、その時に「教授」と親しくなり、二人で峠に行くようになった。
時には、他のボル友も一緒に。
馬鹿みたいにAペダル踏み込んでましたね。よく事故らなかったものです。ふたりとも。
一緒に走っていたメンバーがパンクしたり、ガードレールに擦ったりと…。でも二人は無傷で…。
クルマを壊した方々には、本当に申し訳ありませんでした。

富士 鉢巻道路をELKメンバーとトレインで


二人で走るときが一番面白かった、自分はギリギリで走っていたが、教授は合わせていたと思う。いつも自分が先で「教授」は後からついて来た。
やはり合わせてくれていたと思う。ある意味、遊んでくれていたと今は思う。
そもそも自分のV40の方が車重が軽いので、加速も良いし、タイトなコーナーが多い峠では、有利だから。
何度か「教授」のS60Rと自分のV40を交換して運転したことが、あった。「教授」の運転するV40に自分が運転するS60Rは、追いつけませんでした。必ず離されました。ハンディキャップがあるにも関わらず。
凄い人でした。

2014初春 箱根スカイラインで残雪で走れず 


お気に入りのコースは「朝練コース」と「支部長コース」でした。

2014年9月 「朝練コース」で待ち合わせする


若い頃なら、真夜中に走りに行ってたと思いますが、なにせ還暦過ぎの走りバカ二人ですから、早朝の方がコンディションは良く、早朝に笠間の山奥のダムの駐車場で待ち合わせして、栃木県の烏山や茂木、那珂川町まで行ってました。コースは殆ど山の中で、信号機なんてありません。勿論他の車や歩行者もいません。なにせ過疎地域なので。それが「朝練コース」でした。地元の人には申し訳ありません。
もう一つの「支部長コース」はELK関東の元支部長 nobuさんがよく行っていたコースで、高萩市の花貫渓谷のそばの環状のルートでした。ここも二人で数回行きました。教授はこのコースが好きで、後ろに付いていくと、必ず置いていかれるカーブがありました。何故か左カーブが得意でした。ある時、モアさんが一緒に行きたいと、3人で走ったこともあります。モアさんのカッパーV40に二人同乗し、「教授」は助手席に乗って指導?してました。面倒見が良いんですね。本当に。
今思い返すと楽しい日々でした。童心に帰って、遊んでいたと思います。
その後「教授」が闘病生活になってからは、峠に一度も行ってません。たとえ行っても、つまらないと思うし、多分実際そうだと思う。

「教授」が亡くなった今、もう行かないと思う。

topの画像は、2014/08/17 栃木県鹿沼市から足尾に抜ける粕尾峠付近


その1 追悼
その2 「教授」その人
その3 峠
その4 ドライビング…。
その5 イタリアンシェフ
その6 人間の奥が深い
その7 晩秋蓼科ツーリング
その8 いつか

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