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国立西洋美術館/コルビュジエ 建築探訪@2009.07 その15

1996年から2018年まで教育機関に在職し、学生さん達と様々な建築を見学に行っていた。その時の画像が自宅のファイルサーバーに約160GBあり、そこから時々掲載したい。但し、当時のデジカメの画像解像度は低いので、画像が不鮮明のものも多く、その点はご了承ください。また、学生さん達の画像は極力省きます。
今回は2009年7月に上野の国立西洋美術館で「開館50周年記念ル・コルビュジエと国立西洋美術館」展を見学に行った時の画像を掲載します。
本館はコルビュジエの日本での唯一の建築作品である。実施設計は弟子の前川國男、坂倉準三、吉阪隆正と言われますが、実質的に坂倉、吉阪氏だと言われている。前川國男氏は、正面の東京文化会館に注力した。
新館は、前川國男氏担当した。その外壁は打ち込みタイルで前川スタイルそのものである。


ユネスコ世界遺産に登録された

この時(2009.07)50周年「ル・コルビュジエと国立西洋美術館」という企画展示をしていたので、見学に行った。画像には無いが、コルビュジエのアトリエ製作の原図も展示されていた。インキングされていた。配置図は上野の森全体に計画案が配置されており、現在の敷地だけでなく、美術館もコルビュジエのオリジナルの無限美術館であった。
美術館自体も数回の増築工事が一通り完成し、本館も免震構造が施され、その基礎部分も見学できるコーナーが在った。

アプローチから正面を見る
壁面も綺麗に成っていた。
展示会の案内ポスター
入口傍の展示室に歴代の模型があった。これは建設当初。正面右側にテラスがある原案通りのプラン。
右奥から手前に3回増築されていった。
2回目
3回目、アネックスが増築された。1980年頃か?
現在の形。
コルビュジエのモジュールの展示



インドの美術館。やはり無限美術館である。


スロープ、吹き抜けとトップライトがある「19世紀ホール」


トップライトを見上げる


隣の東京文化会館と西洋美術館の関係が分かる断面模型



新館ロビーから中庭を見る


新館の外壁、打ち込みタイル


新館のトップライトは内部に開閉機構があり、光量を調整している



吹き抜けのある常設展示、右下にミロの絵が



多分元からある欅を保護しながら、中庭を設けたか…。


中庭に入れない。散策したい庭です。


本館の免震構造


ロダンの地獄の門

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