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The Long Goodbye/Raymond Chandler 村上春樹訳 自宅の本棚から その4

2年前に読んだので、本棚を探したら見つからなかった。よくよく考えたらkindle版を購入していた…ちょほほ。
このthe Long…の他にも、レイモンド・チャンドラー著 村上春樹訳のハードボイルド小説、フィリップ・マーロウ主人公の探偵小説はこのkindle版で読んだ。
多分、図書館で借りるより、時間も気にせず、またタブレットなので寝ながら読みやすいので、そうしたのだろう。

自分のkindleの表紙の一部

実は探偵小説はこの本が初めての体験であった。それまで、読んだことが無かった。が、村上春樹氏が翻訳したのを知り、初めて手に取った。
結論から言うと、面白くなって次々とフィリップ・マーロウシリーズを読むことになった。
文章自体も一人称でメランコリーな雰囲気で、クールな語り口調は、キザというのを超越している。
セリフも決めセリフが多く、魅力的である。流石に真似をして言うのは憚れる。

また、例のaudible版も同様にフィリップ・マーロウシリーズがあり、今はThe Lady in the Lakeを聴いている、毎晩…ちょほほ。

今更であるが、チャンドラーの文章は、絶妙な表現、装飾文は魅力的で、和訳でもその過剰な文章は、十分味わえると思うが、さすがに英文を読むまでは踏み切れない…。
更に、探偵小説の基本である、先の見えない展開、想定外の結末等、その魅力は語り尽くせない。

ここでも、最後の結論は、探偵小説の古典的名作でもあり、特に言及しても構わないと思うが、チャンドラー御大さすがというべきものである。

クルマ好きとしても、登場するクルマは1950年代のクラシックカーであるが、興味津々である。マーロウの友人のロールズロイス・シルバー・レイス、因みに昭和天皇の御料車もこれであった。

ロールズロイス・シルバー・レイス


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