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閉架書庫のお宝

最近、閉架書庫の古い本を借りることが多い。
図書館のHPの検索で、読みたい本を探し、「かご」に入れて貸出し処理をすると、その本が何処にあるか表示がでるが、大体「閉架書庫」「自動書庫」と表示されている。
当然だが、「閉架書庫」「自動書庫」に入ったことは無いし、写真でしか見たことは無い。
真逆な表現にすれば、「開架書庫」「一般書架」に読みたい本が無い。

土浦市図書館の自動閉架書庫


何を読んでいるのかと言われると、昭和40年から60年代の本が多いからだ。その年代の本は、「閉架書庫」に既に移動している。
しかし、自分にとって改めて読みたい本や面白いと思える本はそこにある。
ある意味、時代遅れだと思うし、今どきではないのだろう。印刷されている活字もプリンターやパソコンのフォントではない。活字印刷された文字で、たまに文字が列からズレて半文字くらい横にいることもある。
さらに、本自体も汚れ、何か液体をこぼした跡もある場合が多い。当然今まで、散々読まれ、擦り切れ、酷使された形跡が多い。
そこに書かれている文字や文章は、今本屋やamazonでベストセラーになっている物語とは違い、読みにくい文字や文章だし、言い回しが多い。読むのに一回では意味が分からす、2度3度その箇所を読み返すこともある。
だが、何故か面白くて、次も又、「閉架書庫」の本を借りるのである。

それにしても、上の「土浦市図書館の自動書庫」の画像であるが、なにか未来の図書館のような、昔のカビ臭い閉架書庫のイメージではない…ちょほほ。

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