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書きたいだけ書く日記【2021/11/22~11/28】

 いつも通り読み物に耽溺しつつ書いて、飯作りながら歌いまくっての1週間の最後、持病持ちのお籠り生活人間、大冒険…ダブルヘッダーの外出。感染が広がって以来初めて人がたくさん集まるところへ行き、2年ぶりの熊本歌会(仮)へ。

2021/11/22(月) 濡れたら死んじゃう妖怪

 雨。夜中に豪雨のお知らせが来ていた。ここしばらく少雨でこんな朝は久しぶり。
 朝食、サラダ(卵ハム付き)。息子1はどハマリ中のコーンフレーク。みんな早く食べるべき個人的嗜好の炭水化物を抱えているため、サラダが固定で炭水化物はそれぞれで。私はサラダのみ。食べる気湧かず。
 雨である。私は濡れたら死んじゃう妖怪と言われるほど水で濡れるのが嫌い。子供の頃、スイミングで選手コースなのに帽子がメッシュ素材に変わった時、頭が濡れるのが嫌でやめた子であり、雨で学校休むような子だった。子らに雨だよ?休む?と聞くような母親でもある(子らは親に似ず、誘いに一度も乗ったことはなくちゃんと学校に行く)。だから普通であればこんな日は外出しないのだけど、通院がある。明日は旗日で今日を逃すと次は水曜。それはまずい。考えて、もしかしたら雨で出足が悪くて待ち時間短縮できるんじゃ?と思いつき、俄然やる気で家を出る。
 果たしてそれは当たりで、1軒目はいつもの半分の待ちで済み、2軒目の皮膚科はなんと患者0で、メイド喫茶のように看護師さんたちに優しく出迎えられ、ハーレムのように丁寧にハゲを探してもらえた。結果、円形は増えて現在8個。とっくに開き直っているので悲壮感はない。私が人の手を使わず薬を塗ることを知っていて、画像を撮ろうとしてくれたり「ここですよ」と触って覚えさせてくれる。気を使ってもらえてありがたい。
 雨の中、買物をして帰宅。濡れても死なずよく頑張った。これで憂いなし、と思うもとても疲れて午後から先使い物にならず。体力奪われてる時点で妖怪なのかも。
 夕方、かばんの校正担当の方から、表記の問い合わせ。ヒィヒィ言いつつ必死でもう一度確認して返信。なぜヒィヒィなるかって毎回見落とすから。頑張って見て、著者なのにいつも見落とすから…。ということで校正は苦手。今回のは私由来ではなかったし、親切に教えてもらえたのに校正ってだけでやっぱりヒィとなってしまった。
 晩ごはんに鰤の煮物、ここ数日の残り物、ちくわ射込みきゅうり、大根茄子油揚げ豆腐のお味噌汁(熊本の味噌)

2021/11/23(火)歌詞に曲が

 旗日なのでいつもより少し遅く、でも予定のない日としては7時10分と少し早く起床して、手紙とメールの返信を書く。先週いただいていたお手紙。半年ほど前、私が作詞を担当した合唱団の代表の方から。作曲をされる方が決まったとのこと。同じ業界でもジャンルが違えば知らないことも多い。調べてみると熊本に縁があり、とても有名な方だった。音符をいじる方の私の作った歌詞に誰かが曲をつけてくれるなんて。生きていれば面白いことは起こるものね。
 続いて、10日以上前にいただいたメールの返信。言葉を選ぶ話題は難しい。それでも途中まで作る。その後ここ数日の日記を書く。そこまでやりきったので、読み物。耽溺しないように気をつけつつ。結局耽溺する。
 読みながら、途中で中断して片付けものをしたりする。そうして午後を過ごした。
 晩ごはんに茹で鶏とサラダ、切り干し大根の煮物、餃子など。いろいろ少しずつ残っているものを食べる。切り干し大根煮には人参と油揚げ、竹輪を入れ、切り干しの戻し汁と茹で鶏で取ったスープを使った。

2021/11/24(水) 果て

 毎日体重を測る。これは5月にダイエットを開始した時に始めたもので、当初は増減を対策につなげるためのものだった。それが今は減りすぎないように対策するものになっている。
 数日前、あとは寝るばかりのベッドに入っている私を見て、息子1が
「ちょっと炭水化物増やしたら?顔、ほーそくなってるよ」と言う。こういう事に気づかない息子1に言われるとなるといよいよ。けっこうな果てに来てしまった心地。
 ここのところダイエット行為はしていない。食べられなくて減って、いつの間にか生粋のデブ家系に連なる私には無縁と思っていた体重にまで割り込んでいる。この身長になって以来、最低体重。
 それにしてもそもそも炭水化物は好き。そこを糖質制限で断ったら食事に興味がなくなってしまった。好きなものを食べないなら餌だし、餌に興味や時間を割くぐらいなら本読んだり書いたりしていたい心地。子供の頃に近い。子供の頃はアレルギーとひどい偏食で食事に楽しみはなかった。全てのものに食べられないものが混入していて(意図的に混ぜられていて)食べられず、食べられるものを食べておしまい。そこに近い感じ。そもそも私は食事への興味が怪しい人だったんだと思う。また別のやばい反動が出る前に軌道修正しなくては。
 体調自体はあやしさからなんとなく光が見えてきた気がする。どん底ではない。漢方薬が効いているのか。
 夜、EテレのクラシックTVでクイーンの特集。最後にオペラ歌手の錦織健さんが『Don't Stop Me Now』を歌った。ああ、テノールの高めの人じゃないと最高音は出ないのか、と思う。ピアニストの清塚信也さんがフレディの弾き方に寄せている感じもどちらも良いものの、ローリーさんの持ってきたブライアン・メイのギター「レッド・スペシャル」のレプリカだというギターはクソ。だれがなんと言ってもクソ。死ぬほどチープな音がした。あんな音であのソロやるなんてどうかしている。

2021/11/25(木) It's A Hard Life

 朝から気合を入れて返信やお手紙を書く。
 昼過ぎに予約していたいつもの美容院へ。前回髪を切った時にはげてたとこに生えてる喜びを担当さんと共有する。今回もうまくやってくれる。現在の具合に合わせた髪型にしてもらう。ちなみに私は円形の話はオープンにしている。なんだったらはげてるとこが見えてても構わない。でももし親しい人が見て、どう反応していいかわからない気持ちにさせたら悪いと思うのでカバーする髪型にしてもらう。
 帰宅して、さらにメールを書く。歌友のSさんに、当地の歌人の集まりの現状を有り体に書いたら長大なものになってしまって申し訳ないと思いつつ送信して、夕方なので店じまい。本を読みつつ塾に行く子の飯作り。そして鼻歌。今日のラインナップは
Don't Stop Me Now(Queen)
Lemon(米津玄師)
裸の心(あいみょん)
It's A Hard Life(Queen)
Save me(Queen)
 とてもQueen寄り。昨日テレビで見たからか。
 晩飯、ごぼうと豚肉の味噌炒め、大根人参油揚げ豆腐のみそ汁(熊本の味噌)、きゅうりの浅漬、納豆。
 ここのところ息子1が一汁二菜とか三菜とか言ってくるので、ここ1年ほど凝っている土井善晴先生の声真似で
「ふだんは一汁一菜、これでええんです」
 と言ってやるとニヤニヤしていた。一汁二菜とか三菜とかを平然と要求するのは作り手のことはあまり考えてない証拠。生野菜とか和え物や買ってそのまま出すものと組み合わせれば難しくはないのでやってるけれど、将来パートナーにこれを平然と言う無神経人間にはしたくないのでそこのところ、言っていかねば。

2021/11/26(金)Midnight blue

 なかなかの低空飛行ながら書物をして、昼前に皮膚科に。光線治療をしてお薬をもらう。帰宅して何をするにも半端になったので足のネイルをすることにする。右足母指の爪がおかしくなっていて、ここ2ヶ月ほど休ませていたものの、爪はテンションに直結するので再開する。ネイルは作るのも私のストレス解消。ちなみにジェルはしない。急に体調が悪くなって受診って時にジェルは簡単にオフ出来ないので。足先が見えない時期は冒険の時。今回はミッドナイトブルーをベースに作って大満足。たった15分ほどで出来るこれが、こんなにいい気分にさせてくれるなんて。
 晩飯づくりの歌、本日のラインナップ。
愛をこめて花束を(Superfly)
フレア(Superfly)
SAY YES(CHAGE and ASKA)
万里の河(CHAGE and ASKA)
モーニングムーン(CHAGE and ASKA)
 激しく偏ってる。なんでこうなったのか。
 歌いながら頭の中では別の曲(アルフレッド・リードの「アレルヤ・ラウダムス・テ」)が流れている。頭がちゃんと動いている証拠。

2021/11/27(土)連れて行かれちゃう系の

 朝食に目玉焼き、サラダ、ハム。パン食べる人は丸パン付き。カットパイナップル(生)
 早めに起きて歌作り…も駄目。今日は出来ない日。読み物に切り替える。
 翌日は忙しいので、交通手段を練る。県立劇場から街まではいい感じでバスがあって驚く。いつの話よと思われそうだけど昔はなかった。熊本はあちこち、公共交通機関が無理ゲー。新幹線と空港のアクセスはいまだに不便。開通してどんだけ経ってるの、と思う。しかも接続案は的外れだし。今最も、私にとって不便なのは家から県立劇場までの公共交通機関。最寄りバス停からかなり歩く。しかも上り坂。慣れてるけれど…東部地域からも県立劇場前で止まるバス、欲しい。
 午後、息子2の冬の装備を届けに&面会に行く。息子2、都市伝説に惑わされて大荒れ。とある都市伝説の家に来たら連れて行かれちゃう系のなにかに俺は魅入られた、とこの1週間言い続けている。いろんな打開案を提示した。お経を全身に書くとか。どれも却下して「俺は死ぬんだ」と言い張る始末。毎朝のLINEの一言目からそんなのばかり。ということでそこのところを慰める目的もあった。会ってみると落ち着いていて、「うんもう大丈夫」などと言う。あてにならないと思いつつひとまず安心しておく。

2021/11/28(日)ダブルヘッダー

 少し早く起きて、短歌を作るも無理。諦め。しかし「短歌『読んで』みた」は投下。

 今回は古賀大介さんの歌。古賀さんは熊本で初めて出会った同世代の歌仲間。「虹」の仲間でもある。古賀さんの歌は古賀さんらしい歌にばかり目が行ってしまうけれど、歌集を再読していたら今、私に引っかかってくる歌はまた違って、それを紹介したくて。

 息子1を塾の模試に送り出す。私は昼前から出かける用意。午後から出かけるのに緊張して手が冷たくなっている。なんで緊張。ほんと、楽器を持ってたら緊張しないのに。我ながら馬鹿っぽい。
 しかし、超久々のコロナ以来初のお仕事と歌会なのに、なぜ同時刻でかぶる。
 13時に熊本県立劇場へ。これは依頼して作詞した女声合唱団から招待券をいただいたため。一度生で聴いてみたかったのでありがたいお誘い。逃す手はない。私は大人の合唱について、あまり知見が深くないのでいろいろな方面で知っておきたいこと、今後作詞する際の気付きが欲しかったこともある。
 思った以上に面白かった。見て聴いて得たものとしてはうまい団体の伴奏者はうまい場合が多いこと。伴奏者ってあんまり上手い人はいないのよね…ピアノ弾ける人は多いけれど、伴奏者のやるべきことがわかっている人は少ない。そもそもみなさん、伴奏は学んでないことが多い。それがうまい団体には上手い人が居る。伴奏者の名前を書き留めておく。私が作詞をした合唱団は別格だった。全国大会常連だそうで、圧巻の演奏だった。現在作曲中の曲が完成して、私の詞が実際に音に乗る日が楽しみ。
 聞くだけ聞いて、移動。バスの乗り方を一瞬思い出せなかった。無事センサーをスマホでタッチして乗る。
次は熊本歌会(仮)へ。2時間遅れの参加。実に2年ぶり。開場のドアの前でしばしうろうろして、心を決めて入室した。
 久しぶりの歌会。2年ぶりの皆さんと、はじめましての人もいて、山下くんの裸足になぜか嬉しくなる。歌会本体には30分ほどしか参加出来なかったけれど楽しかった。なんか距離感がバグった感じで、緊張しいなのに緊張感ゼロで話す。指名されるといつも何故かビビるくせに、今回は待ってましたと口を開いてしまう。久しぶりに皆さんに会えて嬉しすぎたからか。
 その後は宴。

 夜の街はあちこち暗くなっていて、この感染禍でどれほどの店が大変なことになったのだろうと思う。熊本歌会(仮)行きつけの居酒屋も跡形もなくがらんとしていたし、そこの通りはそういう店が多かった。というものの、空いている店は活況。私たちが入ったところもあっという間に席が埋まった。実は夜の街は前回の熊本歌会(仮)以来。2年ぶり。ワクチン接種のくれたボーナスタイムに感謝。皆さん元気でよかった。そして仲間のご結婚した二人がとても素敵で、宴2軒目移動の道すがら後ろから二人を眺めつつ、とても楽しく嬉しい気分になる。
 帰途、西銀座通りから桜町バスセンターへ。土地勘はあるのに歩き出して不安になる。というのも風景が違う。お店が無くなっているし、開放感があってそのうち未知との遭遇のあれみたいなものが見えてビビる。平行世界にトリップしたのかと思うも、その未知との遭遇がバスセンターのあるSAKURAMACHIだった。私が街を離れている間に随分変化していたということ。
 その他、地下だと思っていたバスの乗り場は1階だったり(帰宅後息子1に言うと息子1も地下だと思っていたこと判明)、スマホの電源が落ちてても交通系の支払いは使えることが判明したり、お外は嬉しく楽しく、とても刺激的だった。

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