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2022/05/28 「頑張り」はオプション

 土曜日。久しぶりに誰のためにも起きなくて良くて、7時50分まで寝る。それでも7時50分だ。もっと長く寝たいもの。

  日記を上げたところで息子1が起きてきたので、全粒粉食パンでトーストサンド。美味。最近トーストサンドに合う全粒粉のパンが近所に売っていて気に入っている。

 午後ついに衣替え。夏的な季節が何ヶ月もあるのに抵抗しようと遅らせていたけれど、観念した。ついでにクローゼットの掃除。クローゼットは開閉の度にゴミを吸い込むシステムなのだと思う。信じられなくゴミだらけ。冬のはじめにやったのと同じように掃除機をかけて雑巾をかける。見るでもなくオットの衣替えを見たら、恐ろしい数を捨てていた。ほぼ捨てたのではないかと思うも、声は掛けない。掛けようもない。

 隣、今日も工事。BGMが髭男や川崎鷹也になっている。すごい、時代が40年は進化した。だいぶ前はキャロルだったし、数日前はキャンディーズだった。いったいどんなチャンネルなのだろう。それにしてもBGMがかかっているとなんかお客を寄せる場所のような雰囲気がして、無駄な華やぎがあって面白い。私は好きだ。聞き取れるけれど迷惑ではない音量だし(そもそもピアノや管楽器やオタマトーン、歌でうちの方が確実にうるさいはず)、自分以外の誰かの選んだものは新鮮。その人の内面を覗いているようでもあるし。

 その音を聞きつつ、合わせて鼻唄を歌いつつデスク周りの片付け、更に進める。数日前からやっているのに、やればやるほど手を入れたいところが目について、待っても待っても残り%が減らない更新みたいになっている。10年、ウォッチングを続けていた資料もよく見て処分。だんだんなんにもいらないぐらいの気分になってきて面白い。

 息子1の学校はいつクラスターとして発表されてもおかしくないと思うぐらいに毎日感染者が出る。やっぱり高校生は抑えようがないのか。ついに息子の同じクラスの仲のいい子が感染。彼らは常にわちゃわちゃしているらしく、一連のお友達の一人でもなったら俺も濃厚接触者だ、と言っていたのに保健所の追跡では息子1は外れているらしい。校内ではもはや黙食とか、マスクは外さないなど、そんなルールはあまり機能していないとのこと。体育の後や食事中についマスク無しでわーわーやってしまうらしい。

 規制で人を縛るのはもう限界なのかな、と思う。私達がこの感染禍の最初から今まで頑張れたのは、こうした方が早く収束すると信じたからだと思う。でも一向に減らないし、無理な頑張りは続かないということなのだろうか。「頑張り」という言葉は通常の生活に付け加えるオプションのようなイメージがあるけれど、それはイメージではなく、実際にそうなのかもしれない。今回のこのオプションはせざるを得なくて選んだもの。そんなオプション装備を続けるのも限界があるということを示唆しているように感じる。

 ともあれ、ここで感染すると息子1のこの学校に入った喜びの一つである吹部部員としての総文出場があやうくなるし、3回目接種の予定も飛ぶ。この人の楽器人生は感染症にやられてきた。中1冬にインフルエンザが部活内で蔓延して一つ大会に出れなくなったところから始まって、そのまま最初の緊急事態宣言。感染禍に突入して練習すら普通に出来ず、不満を持った状態で中学生活は終わった。高校の部活に対する憧れや思い入れはもはや執着に近いので、なんとか成就させたいところ。日本中の子が親が、その多少はあってもこんなことを思っているのだろうなと思う。

 晩飯、しゃぶしゃぶ鍋。シーズン終わりの時期に破格の値段で処分されていて買い込んだしゃぶしゃぶスープの最後の一袋で作る。どうしたものかずっと考え続けていたこういう時の野菜のチョイスと切り方、ついに体得した感。水菜に出来る限り薄く切った長ネギを混ぜたもの、ピーラーで削いだ人参、もやしを大量に用意すると良い感じ。肉に勝手に絡んでくれる。ふるっふるの豆腐が食べたくて絹ごし豆腐。煮崩れのリスクなど知らん。

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