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書きたいだけ書く日記【2021/11/29~2021/12/05】

体調沈没、そして浮上しつつ子に歌わされ、その子、あるおうちのランキング暫定1位になり、遠い実母の出生地のこと、オイルヒーター死亡と買い替えの顛末など。
 画像は息子2の学校のこの時期なのに猛烈に咲いている桜。返り花。

2021/11/29(月)沈没

 こんなにひどい日も珍しい。起きて朝食を出して送り出して沈没。ベッドの人に。
 昨日はお仕事関係も熊本歌会(仮)もとても楽しかったというのに、使い果たしたみたい。
 残り物というのはありがたいもの。何か作らなくても出来たものがあるの、やる気も体力もない時は助かる。昨日、私の不在でドミノピザを頼んだらしいオットと息子1。食う気満々で頼んだものの多すぎたらしい。その残りに生かされる私。ドミノピザって丸かったっけ?学生の時アメリカで食べたのは四角だったような…と思いつつトースターで温めて食べたらとても美味しかった。
 午後から必死で洗濯して干す。寝ながら読んだりウォッチング活動して過ごす。
 ふと見ると手の爪の色がおかしい。手は透明カラーなので、爪の色はそのまま見えるはずがうす黒い。ネイルの変質か?!はたまたなんか変なもの触ったか、と慌てる。酸素かと気づき一本だけ計測用に塗っていない指でSPO2を測る(ネイルやジェルをしていると正確に測れない)。今使ってるものは誤差が大きくてだいたい2パーぐらい低めに出ると見積もっても低い数字が出る。いつもは爪の色にまでは出ないのでびびる。お薬を吸ってしばらく大人しくしていたら色も数字も戻って一安心。
 それにしても、昨日は久しぶりに中山みどりさん以外の人と短歌の話をした。熊本歌会(仮)、ありがたい。全員立場もスタンスも全くもって違うので、思ってもいない意見が聞ける。そんな場は実はそうそう無い。昨日の楽しかった気分で一日ほかほかしていた。

2021/11/30(火)暫定1位

 どうにも動けず。日曜の外出でどれだけ体力使ってるんだ、と思う。
 かばん(私の入っている短歌の会)の新春競詠企画に出詠するため歌作り。お題の歌はファイルを検索すれば絶対にあるけれど、新しいものに取り組みたい歌人心。こういう時って絶対に出来ないのよ…と取り組むも、なんだか出来る。どういう仕組みなのか。そのまま本を読みつつ、寝たり起きたりで過ごす。
 夕方息子1、歯のメンテナンスへ。なんと1年半ぶり。部活と塾が忙しすぎて行けなかった。ヒヤヒヤしながらの受診。結果、どこも悪くなっておらずものすごく褒められる。よかったよかった。毎晩15分はかけての歯磨きをしているのでそれが報われて母は嬉しい。しかも自力で誰にも言われずやってることなので特に。そう言えばこの人と私、3才児検診で壇上に上がって、『歯磨き上手の親子』として歯磨き&仕上げ磨きの模範演技をしたことを思い出した。あれから12年か。
 息子1、久しぶりに部活に顔を出したら後輩の**さんの家の部活内イケメンランキング暫定1位であると教えてもらったとのこと。**さんは息子1の部活の2年後輩・息子2の元クラスメイトで小1から知っているかわいい子。しかし突っ込みどころが多すぎる。うちの家では、とのことなのだけど、美男美女のご両親も、完璧な美形のお兄ちゃんたちも入ってのことなのか。そして家庭内ランキングがあることもさることながら、なぜ『先輩が1位なんですよ』と言いに来るのか。しかもどう聞いてもloveの気配はない。面白すぎる。それにしても楽しい部活。息子1にはいい機会なので自覚が足りないぞ、と言っておく。素材はまあ悪くないのに言動に自覚が足りなくて微妙なことになっているのは母としてまことに遺憾なのだ。

2021/12/01(水)駆け抜けてexit

 12月入り。やっと体調復活。
 本日は死んでいた2日間で出来なかったことをやる、やりきるdayと名付けて動く。まずは病院受診。うまい感じの順番ですぐ終わる。17日にやった子宮頸がん検査、シロだった。えがったえがった。買物して帰宅。
 次にお礼状一つと、歌友に歌誌「梁」を送る、に取り組む。心を鬼にして(そうしないとすぐ本を読んでだらけてしまうので)、書いて、作って、ポストへ。次は入金の確認を、とのメールが来ているので口座を確かめて返信。しかし思ったよりたくさん残高があってびっくり。そんなに働いたっけね、と思いつつ、明細を見てまあ働いたよね、と思う。
 洗濯しつつお昼ごはんを。冷蔵庫を空けるため、昨夜の残りのみそ汁、一昨日の残りのチキンバーと納豆を食べる。これだけで気持ち悪くなる。食べなきゃよかったと思うも食べないと痩せる。死活問題だ。
 その後、先々週分の日記をnoteに上げる。

 滞りがち。読書耽溺の後遺症、ここにも。

 続けて一昨日と昨日の分の日記をメモから書き起こして、ひとまずの完遂。やればできる。駆け抜けた。頭に駆け抜けてexit、という言葉が浮かぶ。
 晩ごはんにタコライス。美味だけどタコスソースがちょっと足りなくなって残念。あふれるほどかけて食べたい派。
 明日の朝は冷えるという。家族は恐れているけれど私は楽しみでたまらない。特別なイベントの心地がするのだ。観葉植物はみんなリビングに避難。今年はプチ温室とか、温度差の少ない楽器部屋とか、どちらも結構冷えるのでやめて暖かい場所で過ごさせてみる。

2021/12/02(木)佐渡

午後から読書耽溺。
 3時頃から若いカラスの鳴き声が聞こえる。キョロロロとか鳴いてかわいい。話しかけると覚えてくれるから行こうかと思うも読み物が佳境で結局行かず。
 午前中に読む必要があって読んでいた子供向け魔法ファンタジーものに、母の出生地で洗礼を受けなければ魔力がつかない、みたいなエピソードがあって漠然と考える。よくこういう設定考えつくものだなというのと、遠方だとめっちゃ不利だな、と。私だと佐渡島だ。実祖母の育ったところで実母の出生地。魔力は置いといて、考えていると行きたくなってきた。子供の頃数回行って、もう30年以上行ってない。祖母の元の家やさらに曽祖父の実家や、実母の生まれたところや話に聞かされたところに行って今の感覚で向き合いたい。トキが見たい。うさぎの眼からビームが出るお寺に行きたい。若い頃の実母と同じアングルでたらい舟に乗りたい。少し佐渡について調べる。

うさぎの眼からビームが出るお寺。長谷寺さん。

 子供の頃、新潟空港からデ・ハビランドカナダのDHC-6 Twin Otterに乗ったというのは今でも血がたぎる喜び体験だったのだけど、ここしばらく無期限運休だった佐渡空港にトキエアなる地域航空会社が22年に就航予定と聞いて俄然わくわく。また飛行機で佐渡に行けるのか。しかし婆が戦争中に帰省する時に、甲板デッキから機雷を見たという航路も捨てがたい。

 色々妄想するもΟ株でまたしばらく無理だよなーと思う。熊本はずっと新規感染者0が続いているけれど、いつまで続くことだろう。

2021/12/04(土)sing a song

 体調いまいち。根本的な解決には様子見が必要という不具合があって、そういうものを抱えていることで気分が下がる。
午前中塾に行って帰ってきた息子1の昼飯は豚骨チャーハン、ピーマンの和え物、焼き鳥2本。私は小さいパックの納豆とみかん1個。食欲なし。
 また塾に戻るちょっとの間にピアノを弾く息子1に歌わされる。ラインナップ。

3月9日(レミオロメン)
怪物(YOASOBI)
きらり(藤井風)
ギラギラ(Ado)
栄光の架橋(ゆず)

 自分が歌えばいいのに歌わず、どんどん思いつきで伴奏を弾くのでつい、合わせて歌ってしまう。あっあんまり親が干渉し過ぎてはためにならんとやめると弾きやめてしまう。ピアノはもっと弾いて欲しいので、また少し歌う、の繰り返しで結局歌ったり口笛吹いたり。歌詞があやふやな部分は無言歌のように歌う。時折は息子に音が違うと突っ込みつつ。ほんとうにありがたい時間だと思う。子供とこんなに楽しい事が出来るなんて。生まれる前は思いもしなかった。
 子が腹にいた時、音楽仲間から、「子供の名前、音楽にまつわるものにするんでしょ?」とよく聞かれたけれど、いかに両親がそうだとしても本人がしなかった場合・残念だった場合、痛ネームになるのでつける気もなかった。こんなに音楽どっぷりの子ならつけても良かったのか、と少し思う。
 午後、ふとお知らせしていないことに気づいてツイート。

 「月で読む本」というお題のリレーエッセイ。リレーだから私の前にも人がいて、直前はかばん(私の参加している歌人集団)の井辻朱美さんで、かばんつなかりにうれしくなる。面白い仕事だった。月で読む本を3冊選べとかどんな無理ゲーという話なのだけど、想像して考えるのはとても面白かった。私は行けるようになっても月には行かないし、持っていけないところなら本は持っていかない。活字中毒患者だけど、潔く本のない生活をする。それでは面白くないので必死で考えた…これまで執筆された皆さんは大人の対応で、皆さん知的にアプローチなさっていたけれど、私のタイトルは「いっそ電書じゃ駄目ですか?」というもの。繕ったってしょうがないので、活字中毒患者として、極めて真摯に書いたつもり。よろしかったら読んで下さい。
 ここから買えます。

 夜、寝ようとして大事件勃発。寝室のオイルヒーターがなんか変。謎の悪臭が漂っている。とてつもなくケミカルな、嫌なにおい。このにおいの中寝られんばい、と子と話し合って、とりあえずスマホで検索。なにやらやばいらしい。異音と異臭は買い替えのサイン、だいたい10年過ぎから買い替えのタイミング、とのことで我が家のは親戚からの貰いものでうちで10年使ってるし、去年から異音がする…と心から冷えていたところに、オイルヒーター爆発体験談なるものを発見。部屋中に油と破片が飛び散るとか、かなりこわい。満場一致で使用中止。息子1、ものすごい早さでスイッチを切ってコンセントを抜く。スイッチを切った後も何やら不穏な音が続いてやばいやばい爆発する、と思いつつも寝てしまう。いつも不眠で寝付けないくせに。

2021/12/05(日)お値引き交渉ですか?

 今、なかなか治らない炎症を抱えていて、打つ手無しで、やれることといったら養生しかない、睡眠不足と疲れの解消を、という医師から出されたとは思えないミッションがかかりつけから出されているのだけど、家族がいるとなかなか睡眠は思うようにいかない。夜は早く寝られる限界があるし、朝は子を送り出したいし。子を送り出すなんて楽しみ、もうあと数年しか無い。この15年があっという間だったのだから、3、4年なんて一瞬に決まっている。その一瞬を一時も逃したくないから、子よりは早く起きるのだ。
 本日も子の模試にて7時半起き。それでも7時間半寝られているから今日は上々。オイルヒーター騒動さまさまか。それにしても恐ろしかったし、こわいと人って寝ちゃうのか。気絶か。

短歌「読んで」見た、更新。

 白水ま衣さんの歌集より一首引く。短歌を読むことで気づいたりもたらされる知見が深くて、書きながらこわくなった。引っ張り出してくるのはもちろん私なのだけど、その鍵を短歌がくれて、私と歌がマッチングして解釈とは別の感覚が生まれることにぞくぞくする。これはこわいんじゃなくて快感なのかもしれない。

 午後、息子2に会いに行くと、また都市伝説の、家までヤバいの来ちゃう系におびえていた。とにかく慰めて、部屋を片付けてやる。ソレが来たときの特徴的な音がする、というのだけど、どうせ配管とかが温度差とかで鳴っているのだと思う。困った。この人は思い込むと長い。
 帰途、電気店に新しいオイルヒーターを買いに行く。オイルヒーター、たくさんの会社が出してるというのに、ここはデロンギしかない。元々デロンギを使っていたから問題なく、さっさと決めたものの人が来ない。担当さんは飛び回っていて捕まらず。しばらく待って、やっと捕まえる。「お値引きの交渉でしょうか?」と言われ、「交渉したらいっぱい値引きしてもらえるのですか?!」と言いそうになり、下品なのでやめる。遠い昔店員だったので、交渉次第でどんどん減りはしないし、引ける限度額がある事も知っている。知ってたら言えない。「出来る限りでいいので引いていただけるとありがたいですー」と言うに留めた結果、結構引いてくれた。ありがたや。
 新品のオイルヒーターは良い。うるさくないし、くさくない。もしかしてここ数年ですでにやばかったのかもと思いつつ、寝る。

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