書籍『run』あらすじ
今回は、私が今年の5月に出版した自伝風小説『run』のあらすじを載せます^^
~あらすじ~
小学校の先生に就任して3年目となった私(横山真弓)が、
恋人の橋本悠太からプロポーズと同時に渡されたのは、一通の手紙だった。
それは悠太の元恋人であり、私の大学時代の親友であった「吉岡蘭」が、
悠太の将来の結婚相手へ宛てたものだった。
大学卒業と同時に、私たちの前から姿を消した蘭。
彼女が残していった手紙を読み、私は当時の記憶を呼び起こす。
治らない病気を抱え、痛みや苦しみに耐えながらも、夢に向かって必死にもがき生きていた。
周囲との違いに悩み、思うようにいかない現状に悔しさを感じながらも、
前を向いて自分の信じる道を突き進んでいた。
そんな姿がいつだって眩しくて、私は彼女のことを心から尊敬していた。
けれども私は、そんな彼女の生き方を理解しきれず、ひどい言葉をぶつけ、傷つけてしまう。
自分がこの先もずっと繋がっていたい、大切な友人だったのに。
彼女は今、どこで何をしているのだろうか――。
病気と共に、人生を生き抜いた「吉岡蘭」との時間を、私は一つずつ丁寧に思い出してゆく。
自分らしく今を精一杯生きたいと願う全ての人に送る、一人の不器用で真っ直ぐな女の子の、全力邁進物語。
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