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呪術廻戦 4 (ジャンプコミックス)

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みんなのための力、みんなのための命

そんな悠二の思いを、真人は打ち砕く。

人の命も、虫の命も、モノの命も、単位は一つ。
だから、そこに価値づけているのはその人本人。
虫を踏んだり叩いたりして、動物や魚を食べることに抵抗がないのに、なぜ人の命には罪悪感を抱くのか?

そんな無意識の壁が取り払われた時、全てが虚無になっていく。
次々と人は呪いにかかり、人を傷つけていく。

人の命の尊さを誰よりも理解している悠二は、その悲劇を阻止しようと戦うのだが、その命の「境界線」を飛び越えてしまう。

「ブッ殺してやる」

真人への怒りが引き金に指をかける。

そして、「人の形をしていない人」と戦うことになった結果、悠二は引き金を引いた。

「殺してきたか」

真人の声が重く響く。

助けることはできず、真人の価値観を打ち破ることはできず、ナナミンとの共闘でもあと一歩のところで逃がしてしまう。

とにかく、後味の悪い結果となった。

「呪術廻戦」は残酷だ。
苦い結果を通して、「死」への否定できない価値観を突きつけてくる。

ただの一つの命、それは事実。
でも、命の物差しはそれだけじゃないはず。

失った命への後悔を背負いながら、「せめて自分の命はムダにしない」ことを決める悠二。

そして、自分たちが傷つけた、という事実を背負う者たちがいる。
その、かすかな救いも否定しない。

どちらも存在している。だから、あとはそれぞれが選んでいくしかない。
悠二は少なくても、背負うことを選んだんだなあ。

そして、悠二は東京京都の姉妹校交流戦に合流。かつての仲間たちと感動の再会・・・とならなかったのがウケる(爆) 

それにしても、呪術師って変態ばっかりなのか(爆)


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