ドイツの離乳食事情
離乳食といえば、赤ちゃんが食べなくて大変。作るのが大変。
と、あまり良いイメージがありませんでした。しかし、赤ちゃんはあっという間に大きくなり、離乳食が始まることに。
ドイツ生まれ、スペインと日本の血を受け継ぐ息子は、郷にいれば郷に従え、で基本的にはドイツ式で離乳食を進めています。
ドイツ式離乳食を知っていくなかで、結構色々な発見があったので紹介していきますね。
離乳食開始時期は生後4ヶ月から!
ドイツの離乳食開始時期は、日本よりも早め。かかりつけの小児科医(KinderArzt)に健診に行った際、「生後4ヶ月から離乳食始めていいからねー」と言われ、びっくりしました。
WHO(世界保健機関)では、生後6ヶ月頃から始めることが推奨されています。(参照)
4ヶ月は早いなあ・・と思いつつも、息子の体重がなかなか思ったように増えず助産師に相談したところ、「離乳食を始めた方がいい」と言われたので、我が家では、5ヶ月半で離乳食スタートとなりました。
離乳食開始時期の見極めには、月齢だけではなく、お座りができるか、食事に興味を示しているか等も判断材料になります。
ドイツ在住日本人ママ達は、やはり生後4ヶ月は早いと感じるのは同じなようで、生後5−6ヶ月で始めている人が多いです。
まず、野菜から始めます
日本の離乳食は、まずおかゆから始めるようですね。ドイツでは、野菜から始めていきます。
最初の一口となる野菜は、人参やかぼちゃがスタンダードです。我が家では、人参から初めてみました。
「離乳食は食べないもの」
「食べてもらえなくても心折れないようにすること」
と頭に置いて離乳食に臨んだところ、意外とパクパク食べてくれたのが嬉しかったです。まあ、喜んだのもつかの間、その後あまり離乳食を食べたがらない暗黒期がやってきたのですが。
離乳食を始めるにあたって、日本とドイツだけではなく、スペイン語でも離乳食事情を調べていたのですが、なんとメキシコでは離乳食の最初の一口はお肉から始めるようです。
国が違えば、離乳食事情も全く違いますね・・。離乳食、何を食べさせればいいのか親は頭を悩ませるものです。
しかし、これだけ世界中で乳児が違った離乳食を食べながらもしっかり成長しているのを鑑みると、絶対これを食べさせなければならない!というものはなく、食べさせられるものを淡々とあげていくのがいいのかな、と思ったのでした。
充実したベビーフード
ドイツの離乳食事情で嬉しい点といえば、ベビーフードが充実しているところ。さすが、効率重視のドイツ人!
ベビーフードは、ドラックストアやスーパーマーケットに所狭しと並んでおり、気軽に利用できます。ベビーフードは、Bio製品ばかりなので、赤ちゃんに食べさせるのにも安心。
そして、お値段も、4ヶ月以降に与えることができる、小さい瓶のものは1ユーロを切るものもあります。お財布にも優しいんです。
我が家では、ドイツ製ベビーフードを活用しつつ、時には日本の味も知ってもらいたいので、おかゆ等を手作りしてあげています。
まだまだ、離乳食と闘う日々は続きそうです。
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