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抱っこ紐を中古で売ったら五千円損した話

娘が新生児期に使っていた抱っこ紐、使わなくなったのでドイツ版メルカリで売ってみることにした。

一年を予定している育児休暇も、残すところあと半年。育休手当もいただいているけれど、ちょっとしたお小遣い稼ぎのつもりで。

蓋をあけてみれば、12€(約1900円)の抱っこ紐の売り上げに対し、46€(約7300円)失うことになってしまった。

何故?!と思うかもしれない。

なぜなら、抱っこ紐を売った人に、ベビーカーからピクニックシートと、ドリンクホルダーを盗まれてしまったから。

ドイツ版メルカリで抱っこ紐を売る

ドイツ版メルカリでやりとりをし、抱っこ紐を売った人は、物品を受け取りに我が家の集合住宅までやってきた。

私も、全く知らない人に個人情報を曝け出したくはないので、住所は教えたけど、名字は教えず、集合住宅のエントランスの外で受け渡しをしたのだけれど…。

抱っこ紐を買うのだから、これから母親になる人かそのパートナーが来るのかな?と思っていたのだが、エントランスに来たのは、東南アジア出身の見た目のおばあちゃん(50代くらい?)だった。

このおばあちゃん、私を見るなり、「中国人?」といきなりドイツ語で聞いてきた。挨拶もなしに。

失礼な人だなぁと思ったけど、まさか盗難までするとは思っていなかったので、抱っこ紐と現金を交換し、私は自分の部屋に戻った。

30分間の犯行

30分後、息子の迎えのために、一階の共有広場に停めておいてあるベビーカーにいくと、ドリンクホルダーとピクニックシートが見当たらない。朝には間違いなくあったので、あの東南アジアおばあちゃんが盗ったとしか考えられない。

だって、四年間ずっとこの共有広場にベビーカーを停めているけど、盗まれたことは一度もないのだから。

おばあちゃんは、私と別れた後、他の住人がエントランスのドアを開けたときに中に忍び込んだのだろう。そして、我が家のベビーカーからモノを盗んだとみられる。

共有広場には、隣人の子の三輪車も鍵をかけずに置いてあったけど、無事だった。おばあちゃんは自転車で来ていたから、自転車で持って行けるものだけ盗んだのだろう。そのため、被害は小さなモノで済んだのだと思う。

まさかの小利大損・・

抱っこ紐をたった2000円で売るために、私は自宅に盗人を呼び込んでしまい、7300円相当のピクニックシートとドリンクホルダーを失ってしまった。

ピクニックシートは、5年以上愛用していたものだった。また新しく買えばいいとはいえ、ずっと仲良くしていた友達に会えなくなったような喪失感・・。

小さな利益のために、大きな損をしてしまった。

そういえば、現在4歳の息子が赤ちゃんの時も、同じように小さなモノを盗まれたことがあったのを思い出した。ベビーカーに被せていたガーゼタオルが小児科の検診から帰ってきたら、無くなっていたのだ。

ベビーカーという、子供のためのものを置いてあるところからモノを盗むとはなんともけしからんことである。でも、モノを置いておきがちになるベビーカーから何か盗まれることは大いにあることなので、皆さんお気をつけください・・・!!

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