お出汁のチカラ

現在ドイツで0歳児を育児しています。生後5ヶ月を過ぎた頃から、離乳食をはじめました。

「郷にいれば、郷に従え」と思い、ドイツ式で離乳食を進めてきたのですが、早々に行き詰まることに。

最初の一ヶ月は、食べる量が少なく、特に問題なく進められたのですが。

その後、量を増やそうとしてもなかなか食べてくれませんでした。

ちなみにドイツ式離乳食は、良くいえば食材の味を活かしたもの、悪くいえば大味、です。

レシピはこんな感じ。

にんじん、じゃがいも、フェンチェル、鶏肉、アップルジュース

味付けに、ジュースやハーブティーを使います。

使う食材は基本、オーガニックのものなので、野菜の味がしっかりしていて、まぁまぁ美味しいです。

せっかく作った離乳食。息子が食べないのでのおかずになる日が続いていたのですが…

ある時、日本人ママ友さんから、彼女の息子さん離乳食事情を聞きました。

彼女の息子さんも、離乳食拒否が続いていたなか、お出汁を使った離乳食なら食べたというのです。

「自分が食べて本当に美味しい!って思うのは食べてくれるんだよねー。」とのこと。

これは、試してみねば!と日本から良質なお出汁を送ってもらいました。

早速お出汁を利用した離乳食を、息子に食べさせてみたところ…

自分から口を開けて食べるではないですか!

今までは、離乳食をあげようとすると、口を頑なに閉じていたのに。

お出汁を使った離乳食、味見をしてみましたが、確かに、美味しい。舌に、旨味の余韻が残るのが良い感じだ。

お出汁って、凄い。一気に離乳食が美味しくなるとは!

0歳児の赤ちゃんも、ちゃんとわかっている。自分が食べるものの味を。赤ちゃんだからといって、あなどれない。

手一杯のときにはベビーフードに頼るだろうけれど、出来るだけ自分が食べても美味しいものを息子にも食べさせてあげたいな、と思ったのでした。



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