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本「ひとりっ子の育て方」を読んで

1歳の息子を絶賛育児中です。子供が1歳になる頃には、知り合いのママたちが二人目の話をし始めたりするので、必然的にひとりっ子や二人目について考えることが増えました。

息子がひとりっ子になるかは、神のみぞ知るところではありますが、第一子の彼は今のところ「ひとりっ子」です。

世の中には、なんとなーく「ひとりっ子はかわいそう」という見方がありますよね。「本当にそうなの?」と思いまして、「ひとりっ子の育て方」という本を読んでみました。

読んでみて得た気づきをまとめてみます。

スキンシップが何より大事

本文中では、乳幼児期から青年期までに重要なことが書かれているのですが、1歳児を育児中の私に響いたのは0−6歳の乳幼児期にすべきこと。

それは、スキンシップです。本文中では、ペタペタチュッチュと表現されていますが、頬擦りしたり抱きしめたりキスをしたり、というスキンシップのことを指します。

乳幼児期に、たくさん愛情あるスキンシップをとってもらった子は、「自己肯定感」が高くなるとのこと。ひとりっ子の場合、他に兄弟がいないので、親は全ての愛情をひとりの子に降り注げるわけです。著者は、これがひとりっ子最大のメリットだと述べています。

抱っこが大好きな息子。6歳まで抱っこし続けられるかは、私の腰と肩の状態によりますが・・。しばらくは頬擦りして抱きしめて息子の成長を愛でたいと思います。

コミュニケーション能力はどうやって身につける?

ひとりっ子で育てる時に、親として気になるのは子供のコミュニケーション能力ではないでしょうか。

兄弟がいると必然的に、家庭内で親以外に年齢が近い人間と触れ合えるわけですから、ひとりっ子には将来飛び立つ時のハンデ出来てしまうと思うかもしれません。

コミュニケーション能力の伸ばし方は、兄弟との関わりだけではないので、保育園や幼稚園に通わせたりお友達と遊ばせることで十分だと本文では述べられています。

また兄弟がいることはメリット以外にもデメリットも。兄弟が仲良く遊んでくれれば親も楽ですが、兄弟同士でも仲良く遊び続けるのは至難の技です。

私には弟がいるのですが、兄弟同士で仲良く遊ぶ時間と喧嘩する時間って、五分五分くらいじゃないでしょうか・・。

兄弟喧嘩の場合、親が上の子下の子どちらも上手くケアをしてあげないと心に傷ができたりするので難しいところです。本文中でも、この点が兄弟のデメリットで挙げられていました。

いいじゃん、ひとりっ子!

実は、私の周りには何人かひとりっ子育ちの人がいますが、皆思いやりあり、しっかりした人たちばかり。

ひとりっ子だからわがままに育つとはよく言われますが、ひとりっ子だからわがままに育ったのではなく、他の要因でわがままに育ってしまったこともあるかと思うのです。

この本を読んで、ひとりっ子育児の見方が変わりました。母親・父親になる人は誰だって最初はひとりっ子育児から始めるわけですから、育児入門書として読んでみては?



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