見出し画像

私は怒っている。

今話題のビッグモーターの件だ。

と言うのも、私の夫は車屋さんを営んでいる。
まだ始めたばかりで、小さな町の車屋さんって感じだけど、私は夫が車屋さんを始める準備の段階から、1番近くで見てきた。

小さくても、会社を開くと言うのは大変なことだった。
社名を考え、会社のために引越しもした。
家庭との両立で夫婦喧嘩もしてきた。

他の人にとっては、そこら辺の町の小さな車屋かもしれないけど、私たちにとってはとても思い入れのある会社だ。

夫の仕事ぶりも見てきた。
中古車を販売するにも、「どんな車だったら喜んでくれるだろう」と一生懸命考え、頭を悩ませている姿。
修理や部品の取り付け1つも、どうやったらお客さんが喜んでくれるか、1つ1つ悩み考え、お客さん視点に立ってやってきている姿を見た。

「めっちゃお客さん喜んでた!!!!」と笑顔で帰ってきた日は私も嬉しくなった。
そんな夫を誇りにも思っている。

それが、この1件で揺るごうとしている。

「保険会社やお客さんも厳しい目で見てくると思う」
夫はそう言っていた。

「本当に傷がついていたの?」
「本当に必要な修理なの?」

そういってくるお客さんは増えるだろう。

その対策もとっていかなきゃならないと言っていた。

商売は信用が第一だ。
お客さんとの信頼関係が成り立っていなきゃ、商売も成り立たない。

車屋さんに関しては、時に車に詳しくない人がお客さんとして来ることもあるから、特にそうだと感じる。

何もしていない、むしろ何よりお客さんを大切にしてきた夫が悲しそうな顔をしているのを見ると、すごく腹が立つ。

1部の悪質な人たちのせいで、一生懸命やってきた人たちも被害を被る図は、この世に溢れている。
でも知っていてほしい。
一生懸命お客さんのために動いている人がいることを。
悪質な人が目立ってしまうけど、そういう損得で動いていない商売人がいることを知ってほしい。

夫が悲しむ顔はできるだけ見たくない。
一生懸命やってきた人が、損を被る世界は嫌だ。

なので、こんな話を書いてみました。

がんばれ車業界。
お客さんとの信頼が生まれるように、夫を支えていこうと思います。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?