見出し画像

人の優しさに触れた日

今日はあまり気分がよくなかった。

というのも、天気も最近良くなくて体調も良くない。
そして、朝から子供がコンセントをひん曲げ(逆にどうやった?)、姉弟喧嘩三昧。
土日は子供が家にびっちり居てある程度の騒がしさや、トラブルは仕方ないと思っているけどさ…。
最悪のフルコンボだどん!って感じの日で。
しかも、晩御飯の冷やし中華の具材を準備しようと思ったら「きゅうりがない」。
あーーーーー、間違えて3番目の離乳食ストックに使っちゃったんだ。
あーーーーーーーーーーーーー。もう!!!!!やんなっちゃう!

って感じの日でね。
仕方ないからきゅうりを買いに近くのスーパーへ。
近くにスーパーは何軒かあるんだけど、卵もついでに買っちゃおうと思ったから、普段あまり行かないスーパーへ3番目を連れて買いに行った。

車を停め、駐車場で3番目を抱っこ紐へ収納していたところに、知らないおじさんが声をかけてきた。
「あの〜、突然すいません」
突然なんだろう。しかも店に入ろうとして、1回戻ってきたよね。なんかしちゃったかな。駐車場危ないとかかな。
「赤ちゃん可愛いですね」
え〜〜〜〜!!ありがとうございます!え!わざわざ伝えに戻ってきてくれたの?女性に話しかけられることは結構あるけど、男性に赤ちゃんのことで話しかけられるのは初めて。
「ありがとうございます〜。ふふふ」
「いやね、最近赤ちゃん見ること少なくて。ごめんね急に。声かけちゃって」
「いやいや、全然!でも最近は確かに赤ちゃん少ないですよね」
「そうなんだよね〜。孫もいるんだけど、東京にいるもんだからなかなか会えなくて。まだ1回しか会えてないの」
「あ〜、コロナも落ち着いたとはいえ、なかなか離れていると難しいですよね」
「そうなんだよね〜。あ、本当ごめんね急に。この子が大きくなる頃には住みやすい国になっているといいよね」
「本当ですね」

なんて話を少しして買い物をして帰ってきた。

身内で「もっと子供達が住みやすい世の中に」という言葉を聞くことはあったけど、見ず知らずの人がそんな考えを話してくれた経験は今日が初めてだった。
こんな風に見ず知らずの子供に、声をかけて考えてくれている人がいるんだと、間近で感じれたのは初めてだった。

正直、私の中でご年配の人への印象はあまり良くなかった。
テレビの年金・同居の話で出てくるご年配のイメージが強いし、声をかけられる時は「靴下履かないで寒くないのかい?」だったから。
そして、義父とは仲良いけど義母との関係は微妙だ。
頭の硬い年齢層。そんなイメージを勝手に持っていた。

でもそれは私の勝手なイメージだった。
少し疲れていた心が、少し回復した。見ず知らずのおじちゃんのおかげで。
今日の私にはとてもありがたい言葉だった。

何に関しても、マイナスな声の大きい人のイメージがつきやすい。
・奢り奢られ論争の時の女性の声
・女叩きの男性の声
・年金問題の時のご年配の声
でも、それはほんの一部の人の大きな声でその年代・性別の総意ではない。
私もわかっているつもりだったけど、勝手なイメージを持っていたことに反省した。

そして、少しの勇気を持った人の声で救われることを実感した。
人に声をかけるのはとても勇気がいる。
おせっかいかな。嫌がられないかな。
そんなことを思ってしまう。
でも、その声に救われる人がいるなら、声をかけれるような人でいたい。

そんなことを思った今日の出来事でした。
見ず知らずのおじちゃん。とても救われました。ありがとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?