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第75回獣医師国家試験  合格までの道のり💐

<目次>
1.この記事作成の背景
2.いつから勉強をはじめたか、勉強法
3.感想(1番ボリュームあり)

1.無事に国試に受かり、大学後輩からの作成依頼を受けたので書き出すことに決めました。
尚、この記事は私個人的な意見と受験勉強のやり方ですので、参考程度に見ていただけると幸いです。

2.いつから勉強をはじめたか

日程→卒試(約220問)1回目12月中ば
          2回目1月上旬

   国試(300問) 2月14.15日(2日間)

まず、卒業試験は1回目と2回目、どちらかで60%を取れていれば合格でした。(変わるかもしれないので、鵜呑みにしないように)
1回目で60%取れていて合格していたら卒業はできるのですが、2回目の卒試も基本的には参加です。 その場合は、国試の練習として受けることになります。
また、卒業試験は国公立はないことが多いため、その方々は読み飛ばしてください。

卒業試験に向けては9月の下旬ごろから勉強を始めました。 
結果合格できましたが、体感遅かったかなと感じています(だいぶきつかった)
早い人は7月ごろから始めていたと思います。

卒試に受からないとそもそも国試を受けられないため、国試の対策は、卒試が無事合格してから取り組むことになります。

それを聞くと卒試と国試で勉強の内容がちがうのかと心配になりますが、卒試のために勉強する内容は意外と国試の為になります。そのため、受験勉強を始めた時点から、国試合格を見据えて本気で勉強を開始した方が自分のためになります。
私は1回目の卒試で合格できたため、
スケジュール的には⇩

1️⃣9月下旬〜12月中ばまで 朝8時から翌日1.2時(夜中)まで勉強

2️⃣12月中ば〜元旦まで 休み (1回目の卒試で受からないとここで猛勉強になります)

3️⃣三が日後〜2月13日(国試前)まで 朝9時〜夜8.9時まで勉強

こんな感じだったかなと思います。

1番しんどかったのはやはり1️⃣の期間ですね。夜中はしたい勉強が終わらず、朝の3時を過ぎることも多々ありました。私の場合は、ご飯の時間も参考書を見ていたので、フリーの時間はシャワータイムくらいでした。

そんな1️⃣の期間でどうモチベーションを保っていたかといえば、やはりクリスマスと大晦日は死んでも休んでやる‼︎という気持ちでしたね。落ちるとかなり精神的に追い込まれるので、後悔のないように勉強することが大事です。

⭐︎勉強法

科目ごとの勉強法ですが、それをしだすと細かい克多過ぎるのでここでは割愛します。
ただ、最初から参考書をひたすらに読み込むというのは本当におすすめしません。 
結局1番大事なのは過去問です!!!(卒試、国試共に)
私は、
卒試→5年分 1周
国試→5年分 1周
やりました。

周りは、
卒試→5年分 2.3周
国試→10年分 2.3周
が多かったかなと思います。

(卒試は2回あるので、1年分でトータル約440問あるため、5年分だと単純計算で2000問超えて結構なボリュームです。卒試10年分やるくらいなら、卒試5年分を2周か、国試に手をつけた方が良い)

こんなことを言うと毎年、じゃあ過去問やっときゃいいんだ、楽勝じゃんと思う人がでてきます。(私も勉強する前までは舐めてました)

結論、過去問の数をこなすだけでは落ちます。過去問からどこまで深く学べるかです。
私のお勧めは、過去問を解いて、解説まで読み込むこと。個人的にはこれに尽きます。
あまり多くの人はやりませんが、私は合っていた問題に対しても解説を読み込んでました。 
その問題に対して、違う解釈をして正解をしていても意味がないからです。 自分の考え方で正しいのか、またはもっと違う視点があるのか、他の考え方があるのかを学べるのでとてもお勧めです。 ただこれをやると死ぬほど時間かかってイライラします。 
1年分の復習に5日は平均してかかってました。
↑で、周りは過去問2.3周しているのに私は1周で、天才かと思ってくれる人もいるかもしれませんがそうではなく
過去問を解いていて、気になることや確認したいことが浮かぶ度に、教科書や参考書で調べまくってました。 
本当に地味で地道な努力です。
結果的にその濃い勉強方法が、自分の知識を国試合格まで導いてくれたんだと思います。

超個人的ですが、捨て科目は解剖と生化学です。(なんなら生化学は勉強してないですね。)

絶対捨ててはいけないのは、寄生虫、微生、感染症、薬理、臨床系ですね。

あと最近は国試の問題がどんどん実臨床に近くなっているので、臨床を捨ててしまうと受からないですね。

勉強法については、自分に合う合わないがあるためここでは詳しく書きませんが、もし知りたいこととか悩んでいることがあればアドバイスはできるかもです…。

3.感想

卒試、国試の勉強はかなり精神的にきつかったです。それも普段試験前にしか勉強してこなかったので、その皺寄せがきたのもありますが、大半の人は同じような勉強スタイルだと思うので覚悟して勉強しましょう!

私の大学では勉強班というグループが夏休み後(10月くらい)から発足して、週1とかでその班のメンバーで一緒にがんばる!ていうのがありました。
結果的にはすごく良かったのですが、やはり普段みんなと勉強しないで1人でコツコツやるタイプだと馴染めなくてしんどいかもしれないですね。 
もちろん強制参加ではないのですが、行くとたくさんの情報が飛び交う為、参加できる時には参加することをお勧めします。
私はあまりみんなと一緒に勉強が得意ではなくて、1人でやるタイプだったのでなかなかしんどい時がありました。 
自分が知らなくて周りが理解している、周りの方が勉強進んでる、と感じると追いつかないとやばい!となって帰宅後に泣きながら勉強するということが少なくなかったです。

あとは気持ち的に休めないってことですね。体調が悪くならない限り、ずーーっと勉強するしかなかったです。
でもあ、今日は無理…となって、丸1日遊びに行ったりとかはしてました。笑 そうやって遊びに行くと、後でとんでもない罪悪感を感じたりするんですが、普段頑張りすぎて頭がおかしくなってるだけなので無視しましょう。絶対的に必要な休みだと思い込んで、次の日からまた頑張ればいいんです。

特に女子は毎日勉強してると、死にたくもなってくると思います。
私はそんな時は、こんなペーパーテストに殺されてたまるか。て思い返してました。 
結構効くのでオススメです👍笑

あとは厳しいことを言うようですが、だらだら文句言う時間や泣く時間があれば勉強した方がいいです。もちろんこんなのは正論で、わかっていても言いたくなる時も、言っちゃう時もあると思います。
でもその時間で点数は何にもかわらないんです、グッと涙を堪えて参考書を開いて泣きながら勉強した方が合格のためです。 
私も弱音を吐くこともありましたが、そんな時は声に出して「自分はできる。この時間でやれば大丈夫、大丈夫」といいながら勉強してました。

毎年そうですが、国試が易化するか難化するかは誰にも!!わからないです。
なので、難化すると思って勉強するのが得なんじゃないかなと思いますね。
じゃあ難化するならどう勉強したらいいの?!てのはあると思います。逆も然りで
答えがないんですよね。結局過去問をやりこむ。これ以外の答えはありません。

あと大事なことというと、他人の話に流されすぎない
ですかね
結構、話って大きくなりがちですよね。あの先生が難しくするって言ってたよ だったり、今年はやばいってあの先生が言ってたよ…等試験が近くなるとそんな話がたくさんでてきて不安になりますよね。
まぁそんな時は、へぇ〜そうなんだ🧐で話半分でいいと思います。 頭の片隅にいれておくくらいで。 いちいちそれはやばいかも…!?となっていると疲れて振り回されるだけです。 
確定事項ではない噂話に対してはドライに行くのがベストです。

拙い文章ですが、受験生は気を引き締めて頑張ってください。
国試に落ちたくらいで人生はどうにもならないです。あまり追い込まないように。
みなさんの合格を祈っています。


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