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日々、ひとを撮ることが多いのだけれど、 撮影後の編集のときに、圧倒されてしまうひとがたまにいる。 気づけば写真に写るその人に意識の全てを持っていかれてしまうような。 それは、顔が整っているとかそういう話ではなくて、 人間的な、生命的なものを眼の奥のほうに秘めているひと。 ああ、そういう人の眼には、どよめきが見える。 眼差しで、語る。とでも言えるだろうか。 その眼が世界から受け取っているエネルギーと、その人の内側から湧くエネルギーがそこで混ざって混沌としているどよめき。