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エブエブを観たんだ!

本当は公演を観にいくつもりだったのだけど、知らぬ間にチケット完売していたらしく、おすすめされていた映画を観ることにした。

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
なんちゅう長い題名だ。

あんまり映画を観る機会がなかったのだけど、最近おすすめしてもらったり、興味が湧いてきたりで、ちょいちょい観るようになっていた。
けど、映画館での鑑賞は本当に久々。3ヶ月ぶりくらいかもしれない。

どんな作品だったんだろう
思い出そうにも、あんまりにも情報過多で、頭が追いつかない。

マルチバースの世界が繋がっているという設定。
私たちの生きるこの地球と、宇宙はいくつもある世界線のうちのひとつに過ぎない。
同じ時間軸上に、いくつもの世界線があって、そこを行き来する。

最初そもそものその説明がされないから、観客は混乱に陥る。
エヴリンの混乱の一部を共有している気分。

飛び台と言われる、おかしな行動。
最初、本当になんでそんなことするの??
みたいなことばかりで、本当に意味がわからなかった。
でも、その飛び台が後々の作品の伏線になっていることがだんだんと理解できるようになる。

なんでエヴリンは、いまこんなことをやったのだろう。
わざわざ訂正されたにも関わらず、それを言い続けるのはどうしてだろう。
とか、疑問に思っていたことがどんどん解けていく。
そのときの快感といったら、ねえ!
もう一回みて、もっと伏線探してみたいなあ、なんて思う。

こんなにふざけ倒している作品なのに!
ちゃんと考えさせるよ!すごいねこの映画!

「みんな混乱しているから、怖いから争うんだ。優しくなろうよ。自分は戦士だと思っているんだろ?」

っていうセリフが個人的に刺さった。
エヴリンはその優しさと愛をウェイモンから教えてもらう。そして本当の強さ(って言葉にするとチャチいのですが)を手にいれる。
与える愛と受け止める愛。
今これについて、ぬんぬんぬん、、本当にそれなに?!
って丁度考えている時期だったもので、

やっぱり、人から学ぶものであってる??
でもそれ与えてもらう前提でいるの、超烏滸がましくない?わたし。
みたいな、諸々、思いつつ、
ジョブ・トゥパキ(もしくはジョイ)の攻撃を一旦受け止める姿勢を見せてから構えに入るエヴリンが本当に素敵だったな。

また、ジョイの一言
「いいよね、自分のことが知れて。」
っていう言葉
あぁ〜 わかる〜
いろんな動画でさ、まずは自分を知りましょう、とか、自分を愛しましょう、とか
えぇぇ、、それの方法がわからないから、悩んでいるんだがあ?
みたいなこと、よくあるから

この一言の皮肉にすごく共感を受けている自分がいた。

ただやっぱり思うのは
他者がいるから自分を理解できるわけで、、、(ってエヴァで教わった)
結局もとの位置に戻ってきてしまうんだよなあ。
やっぱり、あんた、もっとちゃんと周りを見て、周りがいることを理解しなさいよってなあ、

そんな私情もはさみつつ

映像の情報量の多さよ
何コンマの刻みでカットしてる??
何回カメラ回したんですか??
みたいな激しいカット割りとモーション。
未来的な、現実味のないぐるぐるぐるとしたライト。
ええ!そんな演出方法あるんだ、、!
カッコ良すぎるよう、、、、、!

ばばばばばばば!っと全て世界線が流れるシーン
きっと走馬灯なんかは、こんなものなんだろう、と思いながら観ていた。
本当に全部が細かあああく、美しく撮られていて、瞬きするのがもったいない!
と思った。
だからすごく目が乾いた

ああ、、本当にカッコよかったな、、、
ビクッ!っとする場面も超多かったけど、これはもう一回映画館でみたいな!!
って本当に思ったあ!


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