強迫性障害の主人公の映画

(もし強迫性障害で、この記事を読んでくださっている方がいたら)
アビエイターという映画ご存知でしょうか。

主人公が強迫性障害の映画です。

私はたまたま10年以上前、内容を知らず「ディカプリオ主演だし」という軽い気持ちで観ました。DVDの写真からは、とてもそんなストーリーだとは想像できなかったんです。

まさに自分の姿を描いているような内容で
当時の私には本当に観るに耐えない映画でした。

最終的に、1人裸で生活しながら
尿を瓶に溜め続けるシーンはものすごくショッキングでした。

さすがに尿を溜めたことはないけれど
例えばゴミなどは、私も似たようなことになります。整頓されたゴミが、部屋の決まった場所に並んだり。
手を洗わずに済むようにとか、強迫観念に振り回されないようにと思って色々と工夫していると、理解不能な習慣が生まれることが多くあるのです。

また、例えば石けんを持ち歩く主人公に対して
「石けん自体が汚くないか?それで手を洗うの?使い捨てにしないと。最悪持ち歩くにしても、完全密閉しないと無理じゃない?おかしい。」
といった、リアルな患者目線の考えがたくさん浮かびました。(笑)

こんな映画が世界に出回っているなんて
とんでもない。
もし身近な人が観たら、完全に私のことだって思われちゃう。

この映画は観なかったことにして生きてきましたが
少しずつ自分の病気と向き合えるようになった今、ふと思い出して書いてみました。。。
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強迫性障害と家族について、もしお話希望してくださる方いらっしゃいましたらこちらご覧ください

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