見出し画像

タロットリーダーになるまでのおはなし

-セッションについて

占術に関して言えば、数秘を10年、チャネリングを併用したカードセッションを、有料無料含め約5年間くらい行なってきました。活用方法は、アートセラピーのオプションとして使用するか、クライアントに頼まれた時に使う程度でした。

リーディングのセッションを行いながら、カードの素晴らしさやパワフルなエネルギーに気づいていながらも、表立ってカードーリーダーということを名乗るこができませんでした。周りからの見え方も気にしていたのはもちろんですが、私自身もスピリチュアルの発信方法に少し疑問や懸念があったからだと思います。
最近やっとYOTUBEやSNS等のたくさんの方々の発信のおかげで、スピリチュアルに関して固定観念は良い意味で崩されつつあるように思います。

「目に見えないものをどう表現していくか」この答えをなかなか自分の中で落とし込めずにいたのだと思います。
表向きには心の絵本を制作したり、インナーチャイルドに特化した作品(精神性や意図は語らず)の制作を行ってきました。ただ、作品にたくさんのメッセージ性を散りばめているにも関わらず、哲学的な発信より作品自体を見てもらうスタンスが大きかったように思います。

今までのアート作品を発表した際の周りの反応は、理解は難しいけれど一先ず”アート”として認識してくれるし、よくわからないけどいいね!とか、おしゃれだね!みたいな反応をもらうことが多かった気がします。
なぜならそれは、”アート”ないしは”デザイン”だから。
それが心の問題やスピリチュアルを全面的に出た発信であればあるほど、離れていく人が増えるのではないかという不安や恐れがあったのだと思います。

世の中に受け入れてもらうことがゴールではないけれど、本当の私の言葉で発信していくことに凄まじい抵抗がありました。
だけど、これからの世界で最も一番考えなくてはならないことが「本質的な私という存在」なのではないかとずっと感じてきました。
なぜなら今、「これを手に入れれば安全安心。これをしていれば幸せになれる」など、今まで刷り込みが通用しない世界が来ているからです。
もう既に変化の波と混沌の流れの渦中にいると感じています。

自分自身を大切に扱う=自分自身の心を知り、オリジナルの価値観に気づくことが真実だし、その方法をみんなで発信し、シェアしていくことがあるべき姿なのだと思います。

-スピリチュアルな才能とは

私には突出した能力(霊視や霊感、透視能力など)があるわけでもないですし、ほとんどの人がそうだと思います。
それより一番問題なのは、ほとんどの人たちが”自分の直感を信用できない”ということです。
しかしすべての人々は、”サイキック能力=直感”を持っています。
その能力は、本来最高のマジックであり、どんなスピリチュアルリーダーの助言より優れた導き手となります。
私たちは、人生を通して「本当の自分にかえっていくこと」を体感します。
私という存在を思い出すプロセスを体感するために、生まれ出た瞬間、意識の中にある「ソウルプラン(魂の計画、地図)」を一旦忘れるように設定されています。

タロットカードやオラクルカードが素晴らしいのは、ぼんやりモヤのかかった私たちの直感を具現化してくれる画期的なツールだからです。
例えばチャネリングやビジョン、夢でメッセージを受け取り、直感的には「なんとなくこっちを選んだ方がいいかも」と感じることはよくありますよね。
ただ、多くの人たちがそれを”気のせい”と感じます。
なぜならそこに”根拠”がないからです。
その根拠を目で見てわかる形に表現したものが「タロットカード、オラクルカード」と呼ばれるものです。
なんとなく感じているものを後押ししてくれたり、表面意識では気づいていない心の奥深くに感じている本当の気持ち、本当の願いを伝えてくれます。
それはまるで、唯一無二のストーリーを個性豊かに語っているようです。(カードによって、個々の表現方法が違いますが)
私は今までのセッションを通して、彼ら(タロットカードやオラクルカード)のパワーに驚き、そのあたたかいストーリーに涙が出るほど感動する体験をしてきました。
しかし彼らはあくまで語り手であり、彼らのメッセージに耳を傾け、具現化していくパワーは私たちにあるのです。
カードリーディングは本来、未来を予言するものではなく、私たちの直感(魂、スピリット、ハイヤーセルフ)からメッセージを受け取るために存在します。
そしてそれは、選ばれた人たちだけができる特別なことではありません。
自分自身の直感とインスピレーションに心を開き、信頼して委ねることができたなら、誰もが簡単にできるツールなのです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?