あい

海外在住。英日翻訳。もやもやを通り越しました。 ジェンダー系の英文記事を翻訳していくつ…

あい

海外在住。英日翻訳。もやもやを通り越しました。 ジェンダー系の英文記事を翻訳していくつもり。

最近の記事

ロス市警の警察官、少女がWi Spaで男性器を露出されたのは母親のせいだと責める【翻訳】

2020年にWi Spaの女性エリアで男性に露出された女性との独占インタビュー (以下の文章は、7月7日に4Wにて公開されたインタビュー記事を筆者の了承を得て翻訳したものです。) 先週、インスタグラム上のある動画が広く拡散され、安全な女性専用スペースについて議論が繰り広げられた。動画はカリフォルニア州ロサンゼルスにある韓国系スパ施設Wi Spaの女子更衣室に裸の身体男性がいたことに対して、受付スタッフに抗議している様子を女性が撮影したもの。この時、少女が数人女子更衣室を使

    • 右翼と左翼にみるファンタジーの世界:QAnonとジェンダー・アイデンティティ【後編】

      III.アメリカ大統領選挙では、多くの人々がQAnonの幻想、そして事実と法律を操作しようとする権威主義的なリーダーに対抗する票を入れた。コロナ禍の私たちが望んだのは、ルールを尊重する、理性的かつ寛大な、科学に基づいた統治。しかし就任した数時間後、バイデン大統領は「性自認または性的指向を理由とした差別の防止と改善」を目的とした大統領令を出した。 この大統領令は、「性別を理由とした差別」に関する既存の法律の解釈に「性自認」も含めるよう連邦機関に指示している。性別はもはやどうで

      • 右翼と左翼にみるファンタジーの世界:QAnonとジェンダー・アイデンティティ【中編】

        II.左派は、1月6日の議事堂襲撃事件につながった偽情報やプロパガンダを素早く非難した。しかし、先鋭化された政治思想やフェイクニュースは単に右翼に限られたものではない。アメリカの左翼もますます自らの嘘と幻想の世界に沈み込んでいるが、空想のQAnonとは違い、生身の子供達が被害者となってしまっている。 人は男性から女性へ、また女性から男性へと性別を変えることが可能だとするファンタジーが、特に問題視もされずに左派から徐々に広まっている。 このファンタジーをきっかけに、次の質問

        • 右翼と左翼にみるファンタジーの世界:QAnonとジェンダー・アイデンティティ【前編】

          以下の文章は今年2月に海外のフェミニズム・メディア「4W」にて公開された記事を、筆者の了承を得て翻訳したものです。ロードアイランド大学ジェンダー学部の教授を務める筆者のドンナ・M・ヒューズさんは、性暴力と人身売買の撲滅に向けて1990年代から様々な活動を続けてきました。元の記事が2月に公開された際、内容がトランス差別的だという批判の声が上がり、ヒューズ教授の解雇を求める署名活動まで始まるほど炎上してしまいました。幸いロードアイランド大学はヒューズ教授の言論の自由と学問の自由は

        ロス市警の警察官、少女がWi Spaで男性器を露出されたのは母親のせいだと責める【翻訳】

        • 右翼と左翼にみるファンタジーの世界:QAnonとジェンダー・アイデンティティ【後編】

        • 右翼と左翼にみるファンタジーの世界:QAnonとジェンダー・アイデンティティ【中編】

        • 右翼と左翼にみるファンタジーの世界:QAnonとジェンダー・アイデンティティ【前編】