あれから1年
昨日からカレンダーは8月になりました。
8月2日。忘れられもしない日付。
2021年8月2日に私の人生は大きく方向を変え始めました。
振り返るとやはり薄々はわかっていたことだったなと思います。
あれから1年。
幸運なことに年内に移植ができ、病気自体は順調に快方へと向かっているこの頃。
恵まれているとしか言えない状態です。
それでもこの1年は辛かった。
夢へとどんどん突き進む友達と、立ち止まる私。
最後の高校生活を、そして華やかな大学生活を楽しむ友人と、それをただただ知るだけの私。
「悔しい」なんて思いは数えたくないくらい何度もしました。
心配して連絡してきてくれた友人に、八つ当たりのような態度をとり、後悔した夜もありました。
抗がん剤の影響で本気で「あ、死んでもおかしくないな」なんて病院の天井を見つめた日もありました。
会ったことはないそれでも確かに繋がりを得た仲間を
失い、空に幸せを願ったこともありました。
病気のことが頭から離れない時なんか1秒たりともないし、大量の薬を見る度に強く感じる。
少しばかり暗くなってしまいましたね。
M先生や優しくてそして親みたいな看護師さん達、
そしていつも寄り添ってくださるTwitterの皆さんとの関わり。
健康、命の大切さ。
やはり夢を叶えたいというより強い気持ち。「病気になって良かった」と思うことも言うことも
絶対にないと言いきれるけど、「病気になったからこそ見つけたもの」は沢山ありますよね。
今私の目の前にはとある医学部の赤本があります。
今年は「生きていて良かった」
来年は何を思うのだろうか。
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