メンタリストDaigoさんだって孤独なんじゃない？
メンタリストDaigoさんが炎上してる。
原因は、YouTubeでホームレスに対する差別的な発言を行なったから。
これに対して、許されないヘイト発言だとか、成功者への嫉妬だとか、ネット上では様々な意見が飛び交っている。どれも一定の真実を含んでいると思う。
私はメンタリストDaigoさんの発言はよろしくないと思うし、当然だが、ホームレスの命がどうでもいいわけはない。しかし、言及したいのは、そこではない。
いじめられていた少年時代
仮に彼がホームレスのような人達を見下していたとしよう。だとしたら、彼はどうしてその様な人になり、あのような発言をするに至ったのだろうか。
Daigoさんは少年時代に虐められていたらしく、そんな過去があったから人をあまり信じられないのではないだろうか。そして、そんな周りや世の中を見返すために、1人でがむしゃらに頑張ったのかもしれない。メンタリストにしろ、YouTubeにしろ、1人でやる仕事が多いのはそういう背景もあるかもなあ、と想像を膨らませることもできる。
追い詰められていたのは...
彼は孤独だったのではないだろうか。成功するために死ぬ気で頑張ったのも、ホームレスを切り捨てる発言をしたのも、人よりも猫を助けたいと思うのも、彼の孤独がそうさせたのかもしれない。
もし、そうだとするなら、社会に居場所がないという点では、彼はホームレスと変わりはない。助けを求めているのは彼も同じだったのかもしれない。
改めて言うが、ホームレスに対する発言は決して容認されるものではない。反省はして、意見は改めた方が良いと思う。
だが、彼も彼なりに苦労して生きてきたのだろうし、その結果、あのような発言に至ったのか...と一呼吸置いて考えるのも悪くない。彼もまた、ホームレスと同じく、守られる権利のある人間なのだから。
自分はどうなの？
そして、最後に言わせていただきたいことが1つ。ホームレスを差別することが良くないのは間違いないし、社会復帰を望む人たちに手を差し伸べることが必要なのはいうまでもない。
では、私たちは常にホームレスを同じ人間として暖かく接しているだろうか？臭いとか汚いとか、嫌悪感を感じたことはないか？例えば、暗い夜道に浮浪者がいた時に警戒しないか？一度でもホームレスを助けるために行動したことはあるか？これらの質問にYesと即答できる人は少ないと思う。わたしも同じだ。
人間というのは社会からはみ出した者に対して冷たい。日本人は特にそうなのかもしれない。でも、ホームレスの人たちを社会から追い出したのは他の誰でもなく私たちだ。
Daigoさんにしろ、ホームレスにしろ、一度踏み外した人を社会の隅に追いやるのではなく、過ちを犯すことは誰にでもあるよねと暖かく迎える社会であって欲しいと願う。
ということを言ってる人がいないと思ったので記事にしました。それではこの辺で。
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