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2日続けて見た夢


  私は昔から縁のある方の訴えを夢で聴く事がある様で、その様な夢は、明け方に見る事が多い印象があります。

  数ヶ月前に見た夢では、母親が亡くなりお葬式をしていたのですが、夢の中で私は元気だった母が急に居なくなった事でどうしようどうしようと、慌て不安になっていました。
 
 そんな夢を翌日も見たのですが、全く同じ内容で、同じ不安と動揺を感じていたのでした。


 2日連続でこの様な夢を見ることは中々無いので、これは何かあるなと思いつつも、まさか亡くなることはあるまい、それ程に何か深刻な事態があるかもしれないが、何かあれば、きっと知らせて来るだろうと、こちらから母親に電話して聴く事もなく放置していたのでした。

  すると、数日後に母から、「重大な事があります。直ぐに連絡を下さい」と何度もラインの着信とメッセージが入っていたのでした。


 やっぱり何かあったのか。。

 と、母に電話をかけ尋ねた所、大腸癌がある事を知らされました。主治医の説明に立ち会って欲しいと言われ、帰郷。それからあれよあれよという間に入院、手術、抗癌治療と進み一時は本当に亡くなるのではないかと思う程に体力気力ともに低下した母だったのですが、
 
 その間、私も実家と、私の家と県をまたいで行ったり来たり。仕事中も病状確認と母のメンタルケアとで気が気でない日々でした。

  手術は成功。退院後は、取り残した可能性のある癌を徹底的に治療するために自宅で抗がん剤の投薬治療が開始されました。


  抗がん剤には副作用が付き物ですが、大丈夫なのだろうか。母は車の免許を返納しており自転車に乗る体力も無い為、体調が悪くなっても簡単に外に出られません。

  
  退院後暫くして母に電話をしてみた所、声に覇気がなく、 

口の中は口内炎だらけで食べれない、身体に力が入らない、腹痛に下痢で動けない。
体重も更に落ちてガリガリになってしまった。と言うのでした。


  恐らく抗がん剤の副作用だと思われるので、直ぐに病院に行って薬の調整をしてもらうように話し、父親にタクシーで母を病院に連れて行ってもらいました。

 その後日再び私は母に帰郷するように呼ばれ母に同行して主治医の先生の話しを聞き、先生より「抗がん剤を中止して、食欲を復活させて、体重と体力を回復させる方向に治療方針の変更しましょう」と伝えられました。



  癌治療開始から数ヶ月、やっと食欲が戻り、声にも覇気が戻ってきた母は、少しずつ回復の兆しが見えて来ました。

  

  


  


  


  




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