英国に於いて | 遠い日の思い出

モヤモヤ。就活と並行して終活(自室の整理)をしています。整理整頓は苦手ではないのですが、捨てるのが苦手で(特に本は捨てられず)、本棚がキャパオーバーになっています。

子どもの頃から本を読んでいたわけではありません。宮沢賢治や南木佳士など好きな作家はいましたが、本の虫ではなかったです。浪人生のときに古本屋で廉価で売られていた図書館戦争を読み、それが習慣的に本を読むきっかけになった気がします。まあ実際のところ、本くらいしか息抜きがなかったのです。

本棚を整理していたら、学部生のときに読んだ洋書が結構出てきました。(本当に読めていたのか疑問が残りますが…)

その中に“3 for the price of 2”というシールが入ってあるOxford World’s Classics、Penguin Classics、Cambridge Introductionシリーズが8冊程ありました。懐かしい。学部生時代に英国の大学に留学した際に購入した本たちです。帰国直前の学期末、おそらく講義のテキストで売れ残りを捌くためにセールしていたと記憶しています。こんな安いのかとHenry James、Joseph Conrad、Geoffrey Chaucerとか知っている文豪の作品を衝動買いしていました。

帰国後にチョーサーとコンラッドは読破して、その証拠にマーカーやチェックした跡があります。ただ、ジェイムズの『金色の盃』は最初の18ページで止まっています💦

日本だと書籍がセール価格になることがないので、海外に行くと本のセールがあるのでとても新鮮です。

結局、8冊は捨てられず…。特にコンラッドの『闇の奥』は難解でしたが読み終えたときの達成感を思い出したら尚更。

そうこうしていたら夕方です。

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