写真集「Five」に向けて

今回の作品集は5人のカメラマンさんがそれぞれの企画でお写真を撮るスタイルです。初めて感想を書かせていただくカメラマンさんばかりですので、あえて怪文書というより、ストレートな感想文とさせていただきます。素敵な作品をありがとうございました！

マヤノトップガン（撮影：cozy さま）

イトウさんの撮影では明暗をはっきりつけるような写真は少なかったので、cozyさんの撮り方は新鮮に見えました。スタジオ撮影でジャンクパーツの上に座るマヤノは、イトウさんのキリッとした表情もあわせて超カッコいいです。このイトウさんのカッコよさは、ちょっと衝撃的でした。
敬礼してるロリかわいいマヤノから、バイクの上にもたれ掛かるちょっとオトナっぽいマヤノ、屋外ではかわいさ全振りのマヤノなど、イトウマヤちゃんの魅力全開でcozyさんの引き出しの多さに驚きました。

アストンマーチャン（撮影：COM さま）

マーチャンについては、個人的には、初育成時に焦燥感とか緊迫感、担当ウマ娘の喪失の恐怖を感じたトラウマ級のウマ娘です（爪跡を残すと言うことではマーチャンの勝ちw）。
終盤の海のシーンで（ようやく？）ガラッと変わりますが、それまでのマーチャンは何処となく作り物っぽい笑顔というか。
お写真的にはひょっこりはんみたいに見切れてるマーチャンがあっても良かったかな（個人の感想です）
海のシーンでは最後に笑顔になってくれたのが救いですよね。

コパノリッキー（撮影：Lito さま）

風水の素晴らしさを広く正しく伝えるためには、圧倒的な強さで勝たなければいけない。コパノリッキーはそのプレッシャーに打ち勝つために人一倍努力したんだと思います。
Litoさんにはその努力の過程を感じさせるような作品をお撮りいただき、リッキーの解像度が高まりました。
泥だらけになりながらも立ち上がって進んでいくダートウマ娘の力強さが美しいです。
疾走感のあるお写真やウッドチップが跳ね上がっているところなど、リッキーの明るい笑顔の向こう側を見せていただき、コパノリッキーがもっと好きになりました。

サトノダイヤモンド（撮影：RYU さま）

ダイヤちゃんはアプリでお迎えできてないので、VRウマレーターを開発したサトノ家の御令嬢でジンクスブレーカーを目指しているという程度の知識しかなくすみません。
お嬢様であるダイヤちゃんの勝負服姿を撮るなら、やっぱり教会ですよね。ただし教会での撮影は時間制限が非常に厳しいと聞きますので、これだけたくさんのカットを撮影するのはとても大変だったのでは無いでしょうか。
なお、お写真の明るさは現像時に調整されているのか気になります。
（つたないながら私も人物撮影を始めてみたいと思っておりまして…）
とにかく全てのカットでイトウさんが美しく、特に扉ページの石段を登る後ろ姿は最高です（お顔が写ってませんけどw）。勝負服と建物の色味のバランスもすごく良いですね。余談ですがこのカットを見た時、世界遺産✖︎イトウさんのコラボを見てみたくなりました。

タイキシャトル（撮影：葉山りょーご さま）

イトウさん、今回はウィッグ完璧だと思います！（宅コス比較時）
そう言えばタイキのホルスターって左だから左利きなんですね（今回気付いた）。
ガンマンのポーズをひとしきりキメた後「Oh! ワタシ、sexyデスカ～」っておどけた声が聞こえてきそうなタイキさんです。ピストルを持つポーズがカッコいいですね。

最後に

私たちはいつからこんなに生きにくくなってしまったのでしょう。いくつもの理不尽や困難を乗り越えて日常を生き抜かなければならなりません。
だからこそレースに勝ってキラキラと輝く笑顔を見せるウマ娘に憧れるし、私たちと同じように困難に抗い、悩みながら打ち勝ち、大切な人とともに逆境から立ち上がるウマ娘に共感するのだと思います。

今回、イトウさんと5人のカメラマンさんが、そんなウマ娘の生き様を切り取ってくれました。
カメラマンさんの思いや得意とするところはそれぞれだと思いますが、イトウさんの表現力とカメラマンさんのテクニックで、今までに見たことのないウマ娘たちの姿が見られました。
これからもウマ娘の内面に迫るお写真をもっともっと見たいと思いました。