スプラトゥーンで感動したブキの話

前書き

 こんにちは。今日は純然たる日記です。最近、スプラトゥーンにて感動した事を伝えたくて書くに至りました。半分布教記事。今までリッターばかり使っていた人間ならではの話なのでちょっと特殊なお話かもしれませんが、まぁお付き合いください。

今回の主役:ソイチューバー君

 あなたはソイチューバーを使ったことがありますか?今回の主人公はこのソイチューバー君です。一言で言うなら、「超絶長い時間チャージキープが出来るチャージャー」ですね。でも実はこの子、この特徴以外にも唯一無二な個性を持っているのです。その魅力について伝えられたら良いなぁ。

ソイチューバーとの出会い

 このソイチューバー君は、2の時に登場したチャージャーです。2の時に追加された要素「チャージキープ」をたくさん出来るようにしたチャージャー、とのコンセプトで追加されたブキとの認識でした。ただ、実際に使うまでは「そんなチャージキープできて何になるんです?(笑)」みたいな感じで、エアプのまま見下していました。「射程がスクイックリンのように短く、チャージ時間がリッターのように長いチャージャー」との認識でずっといたので、「チャージキープを手に入れる代わりに射程・チャージ時間を犠牲にしたブキ」としか考えていませんでした。今思えば若気の至り、見た目が灯油ポンプなのも相まって、その見下した感情に一切の疑問を抱かないまま、3が発売になりました。
 しかし、3が発売になった時には私もそれなりに年齢を重ねており、自分を顧みる精神が芽生えておりました。3のリッターを一通り堪能した後、配信ネタを探している時にたまたま連続してソイチューバー使いに遭遇しました。その時にふと「ソイチューバーってなんで使われているんだ?」と疑問に思ったわけです。まぁそれでも、3になってマルミサを手にいれたソイチューバーは「チャージャーとマルミサ両方を使いたいからメインブキの性能を犠牲にしてまで使うブキ」くらいの認識だったわけですが。
 こうして、配信ネタとしてソイチューバーを使い始めました。当初はネタブキを使ってみる単発配信のつもりで使い始めましたが、これが非常に面白くてびっくりしました。感動すら憶えた記憶があります。

ソイチューバーの魅力

 では、そんなソイチューバーの何が私の心を掴んだのか。大雑把に言えば、その機動力の高さですね。今までリッターという重量級ブキばかり使っていて、その鈍重な機動力が普通と感じていた私にとって、ソイチューバーの機動力の高さには感動しました。例えるなら、今まで大型の鉄製ハンマーを使っていた人間が初めて木槌を持ったような感じ、でしょうか。その挙動の軽さはクセになりますね。具体的に見ていきましょう。
・基本挙動の速さ
 まず単純に移動能力が高いですね。軽量級なのか中量級なのかわかりませんが、少なくともリッターよりも素の移動能力が高いです。そのため、ナイスダマ等から逃げる際に、リッターでは逃げられない状況でも簡単に逃げられることが多く、生存能力が高いです。
 また、チャージキープした状態でイカ状態から起き上がった時の硬直がかなり短いです。チャージキープを使わないシューターメインの方とかからしたら何を言っているのかわからないかもしれませんが、要は「チャージキープしてから撃つまでの隙が小さい」ので、かなりストレスフリーに動ける印象があります。
・近距離の強さ
 次に、近距離の強さが挙げられます。これは、ソイチューバー特有の特徴が関係してきます。すなわち①チャージキープを超絶長い時間できる。②フルチャージしなくてもチャージキープできる。③フルチャージしなくても相手を一撃で倒せる。の三点ですね。
 ①は、自陣等遠くからチャージキープをしながら相手に接近できるので実質超速で一撃必殺ができる他、チャージキープしながら避けたり逃げたりできるので、相手の攻撃を避けながら隙を見て反撃することが可能です。前述の機動力の高さも相まって、相手の攻撃に対応する能力は高いと思います。
 ②は、言葉通りです。フルチャージしなくてもチャージキープが出来、その途中までのチャージが保存されます。これにより、「ちょっとチャージ⇄移動」というサイクルができます。これは、近づかれたらフルチャージするかノーチャージ連射するしか実質やる事の無いリッターとは明らかに異なります(一応、リッターにもトラップ撒いて逃げるという手段もありますが、素の機動力が低い上に昨今のラグ環境で逃避行動の初動が遅れることも重なって、あくまで「ワンチャン逃げられるかどうか」という分の悪い行動であることには変わりません。)。
 ③は、だいたいフルの3/5くらいのチャージでも相手を倒せるという特徴です。この特徴により、フルチャージする余裕が無くてもある程度チャージ出来れば一撃で相手を倒せます。普段は狙って半チャージすることはありませんが、近距離でごちゃっている時には有効です。
 これらの特徴が合わさって、近距離が非常に強くなっています。まず①のおかげでチャージキープが途切れる心配をする必要がありません。そして②により動きながら少しずつチャージを溜めることが出来、③のおかげである程度のチャージで相手を倒すことが出来るのです。つまり、「避けたり逃げたりしながら少しずつチャージして隙を伺い、狙いが定まった瞬間に撃てば倒せる」のです。この芸当ができるのは、ソイチューバーだけでしょうね。
 補足ですが、前述の「チャージキープした状態でイカ状態から起き上がった時の硬直がかなり短い」という特徴も良い影響を与えてますね。この隙が大きいと、ヒト状態になった時の硬直を狙われますからね。
・それでいてチャージャーである事
 
上記の特徴に加え、チャージャーであることがやはり楽しいです。「移動能力が高くて接近戦が強い」とか、「相手を倒せる弾数が少なくて相手をすぐに倒せる」とかの特徴を持ったブキは他にもあるでしょうが、「チャージして撃つ」「狙いは繊細だが当てられれば一撃で倒せる」というチャージャー本来の特徴を併せ持っていることが強いですね。
 また、チャージャー類の中では射程は短い方ですが、チャージャーらしくブキ全体から考えたらそれなりに長い射程も持っています。リッターのように圧倒的後方からの攻撃はできませんが、その高い機動力には似合わない射程を持っているのではないでしょうか。

余談

 上記のソイチューバー君の魅力ですが、これらに気が付いた時には任天堂の凄さを実感しました。というのも、「新要素であるチャージキープを長く使えるチャージャー」というコンセプトのブキを作成する、ところまでは誰でも思い付くと思うんですよ。ですが、ここで射程とチャージ時間だけでバランス調整をすると既存のチャージャーとの区別が難しいブキになっちゃっていたと思います。そこで、「フルじゃなくてもチャージキープできる」「フルじゃなくてもある程度溜めれば一撃で倒せる」という特徴を加え、チャージャーの中でも近距離を特に強くする形で個性を出していく、というアイディアが思い付く事に非常に感心しました。やっぱすげぇよ、任天堂。

ソイチューバー君とのこれから

 ソイチューバー君の魅力、伝わったでしょうか。伝われ(過激派)。そんな魅力たっぷりのソイチューバー君なので、ぜひこれからも使っていきたいですね。というより、楽しくてついつい手が出てしまいます。

新たな技術の習得

 これだけ魅力をお伝えしてきましたが、まだまだ私はソイチューバー使いたての人間、習得できていない技術もあるので習得したいですね。
・トーピードの使い方
 まず、サブのトーピード君をもっと有効活用したいですね。今まではチャージキープが楽しくてついついずっとチャージキープしたくなっちゃってましたが、このトーピード君もかなり強いサブである事を最近実感しております。今はクリアリングと相手を撒く時に使ってます。あと、囮として高めに投げて、トーピード君を撃ち落とそうとしてる人を倒す、的な使い方もしてみたいです。
・チャージキープイカロール
 チャージキープしながらイカロールする、というなんかカッコイイ技です。これは現状かなり限定的な使い方しかできていないので、いつか自然とできるようになりたいです。ちなみに、今使えている状況は「相手のチャージャーと正面切って対決する時」ですね。イカロールで不規則な動きをしながら近づいて一発でパシュッ!です。これを他の場面でも使えたらカッコイイだろうなぁ…。

リッターとの使い分け

 ですが私はリッター使い、勝ちを目指すならリッターを捨てる選択肢はありません。一時期、「リッターとの使用感の違いからリッターの扱いに支障が出る」との理由でソイチューバーを使うのをやめようか、と考えた時期もありました。しかし、それを覆すほどにソイチューバー君が楽しい!…ので、並行して使っていけるようにしたいですね。
 まだソイチューバー君をバンカラマッチ・チャレンジにて実戦投入はしていないので想像に過ぎませんが、リッター的には現状アサリがちょっとやりにくいので、アサリで遊ぶ時はソイチューバーありな気がしております。ホコも試してみたいなぁ。
 あと、リッターの弱点として「編成・立ち回りに融通が効かない」というものがあります。リッターを持ってる時点で後衛確定なので、他に後衛ブキを持ちたい方がいるだけで編成事故になります。まぁ野良で遊ぶ時には割り切るしかないのですが、フレンドと遊ぶ時なんかは我を通さざるを得ないのはちょっと申し訳ない気持ちになるので、他に後衛ブキを持ちたい方がいた時にソイチューバーを持ち出せるくらいには使いこなしたいですね。

ソイチューバーの評価を上げたい

 ちょっとした野望的な話。もちろん私は「スプラトゥーンで天下を取りたい」という最上位勢ではありませんし目指してもいません。ですから、「ソイチューバーを使って天下を取って、ソイチューバーが強ブキである事を世に知らしめるんだ!」という熱意はありません。
 ただ、昔の私のように、ソイチューバーを見下している人は一定数いる印象があります。しかしその実、かなりのポテンシャルを秘めているのでは、と感じております。そこで、ソイチューバーを使っている私と一緒に遊んだ方にソイチューバーの評価を見直していただきたい、という野望をちょっと持ってます。ブキランク…はよくわかりませんが、ネタブキ筆頭みたいなポジションから救ってあげたいですね。

おわりに

 今回の経験で私は「エアプで判断するのは愚かな行為である」という事を改めて思い知らされました。もし、私の精神年齢が幼いままでソイチューバーをエアプのまま見下し続けていたら、こんなに面白い体験はできなかったのですから。
 もし、この記事を読んでいる方の中で、攻略サイトやスプラ最上位勢等誰かの言っている事を鵜呑みにしてエアプのまま判断している方がいらっしゃいましたら、考えを改めて実際にブキを使ってみるなどしてみる事をオススメしておきます。

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 現在私はTwitchという配信サイトにて主にゲーム実況配信を行なっております。最近のスプラトゥーン配信ではソイチューバーを使っている割合がかなり高くなっているので、実際にソイチューバー君の活躍をお見せできたらいいなぁ、と考えております。ぜひお気軽にコメント等していってください。以下URL。
https://www.twitch.tv/chisana_saboten

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