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Day049 時を遡る④レールから外れて

時が経つとともに、自然と塗り重なって、振り返ってみれば、大切なものがたくさん詰まっているような気がするけど、はっきり見えないことも多い。昨日は"昔(10年以上前)"を遡ってみたから、今日はもう少し近いタイミングのことを振り返ってみる。

3年前はベトナム。5年前はまだ日本で働いていた。9年前は社会人1年目。密度の濃さは違うけど、でも時間は変わらない速さで過ぎていく。

これから3年後、5年後、10年後、経験から自分がどこにいるかを想像することは、どんどん簡単になっていくはずなのに、まだまだ分からない。

可能性はどんどん広がっているともいえるし、反して、時間の制限は短くなってきている気もする。

社会人1年目

当たり前のレールの上を、なんとか進んでいたこの頃。大学を卒業して、一斉に就活をして、内定をもらって、社会に出る。

アルバイトとは比較にならない給料をもらい、自分の生活を自分で作る。一人暮らしも始めたこの頃。

使えるお金が手元にあり、自分ひとりの時間が増えて、自由を手にしたように思っていたけれど、思い返してみれば、不自由だったかもしれない。

誰かの決められたレールの上を進んでいくこと。流行りの店に行くこと。色々な場所に出かけて、知っている街の顔を増やすこと。知ることが増えれば増える程、自分の箱の大きさがわかってきて、窮屈だったかもしれない。

一度行った場所は、もうわかったと思ってしまうし、新しいものを追い続ける。"退屈でないものには人はすぐに飽きるし、飽きないものはだいたいにおいて退屈なものだ。"

それでも充実しているように感じるのは、若さなのかもしれない。

来越と海外で働く

"当たり前の選択"から、自分で決めてレールを飛び出してきた。飛び出したいったのは広い世界、というよりは、箱から箱へ移っただけで、もっとずいぶん小さな場所だったように思う。

でもそれが居心地が良くて、小さいからこその発見や交流に恵まれた。退屈でも、何度訪れても、飽きない場所があった。また会いたいと思える人ができた。

人によっては、失ったものが多いというかもしれない。日本に残してきたもの時間は、何にも変わらずに流れているし、自分が得られたことが多いと思えば思うほど、実はその手からこぼれていったものも多い。

可能性はどんどん広がっているともいえるし、反して、時間の制限は短くなってきている気もする。

でも後悔はないのが、今の時点での答えでよいのだと思う。

気を抜きたくて、正解を探すけど・・・

後悔してないって言ったって・・・どんなに好きなこと、自分で決めたことだから、と自信を持っていたとしても・・・いつだって気が張っていると疲れるもの。海外で暮らすこともそうだし、少し油断していると、認めてくれるところに逃げたくもなるし、一度飛び出したレールを探したくもなる。

そんな時は、ただただ、悶々として、うまく物事を考えられない時もある。一日が、あっという間に過ぎていく。

これも必要な時間と切り替えられないけど、切り替える笑

どこにいたって同じこと。悩める余裕があることを幸せに思う。

Stay Gold.,

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