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③継続は力なり

小学校の時学年で運動会徒競走ビリが、大学まで陸上競技を続けるようになるまでの話です。
1話目はこちらです!

小学校6年生。
担任の先生の勧めから、先生が率いる陸上クラブに入った。
でも、すぐに場違いだ、って思った。
全国大会を目指す同級生、私よりずっと速い下級生。
みんな何かしらの目標を持ってて走るのが好きで、キラキラしてて。

体力もなくて足も遅くて、自信がない私とは
大違い。
リレーの応援だって、「大声出すの嫌だなぁ、でも小さい声だとやる気ないって思われる…それも嫌だなぁ」とかずっと思ってた笑


そんな私にまた、先生がひとこと。

「今年の冬の持久走、
頑張って練習してみ。
長距離は努力した分だけ速くなるねん。
毎日、人一倍練習してごらん、
コツコツしたら報われるよ」

その日から私はガラッと変わった。
そしてこの言葉は、大学生になった今でも辛くなった時の心の支え。

私の小学校は持久走に力を入れていたので、(その先生の影響が大いにある笑)
朝学校に行って10分間走→お昼休みに10分間走が毎日あった。

それに真面目に取り組んだ。

そして約2ヶ月間、学校が終わったら毎日3km走った。
すると、少しずつ少しずつタイムが縮んでいった。

マラソン大会当日。2km。
いつものようにスローペースでスタートした。学年をタイム順で50人ずつ前半後半に分けられるのだが、
もちろん後半の、しかも後ろの方で安定に走っていた。

ラスト2周。
「ちょっとスピードあげてみよう…」
すると。
どんどん前にいた子たちを抜かしていける、、
ゴールの時には3位/50位だったのだ。

「なんでそんなに速くなったん!?」
「めっちゃいつも遅かったくない?」
って色んな友達とか、友達のお母さんに言われた笑

そこで、やっっと少し自信がついた。

今まで病気をしてから、体力なくて運動神経が悪くて自信の欠片も無かった。
皆と外でボール遊びしても、迷惑になるだけ。
運動が得意な子には私の気持ちなんて分かりやしない。
そう思っていたけど、
私にだってやればできるんだ!
意外と周りの人って努力を見てくれてるんだ!
って気づけた。先生が教えてくれた。


小学校の卒業式。
卒業アルバムに、その先生がサインしてくれた。

「継続は力なり」


4月春🌸
中学生になり、勇気を振り絞って陸上部に入部した。

続きます!

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