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小説を書くための七つ道具 一太郎とワード<小説の書き方>

昨日、同期の作家さんと話していたら、彼は最近、一太郎を使うようになって、その使い勝手の良さにたいそう喜んでいました。
私も小説を書くのにマイクロソフト社の【ワード】とジャストシステム社の【一太郎】の両方を使っています。

今日は小説執筆には、一太郎とワードのどちらが適しているか? というお話です。

ワープロって何? ワードのこと?

最近はワープロ(ワードプロセッサー)のことを知らない人も多く、ワープロとはワードのことと思っている人も多いようです。
確かにPCを購入するときにワードをエクセルやパワーポイントなどのソフトと一緒に購入する人が多いでしょう。

逆に一太郎は、特別な理由がないと買わないソフトです。日本語で文章を書くことを大切な趣味や仕事にする人が、ワードと比較検討した上で、数万円の出費を覚悟して買うのだと思います。

私が一太郎を購入した理由

小説を毎日書くようになって初めて一太郎のことを知りました。このソフトを買えば、執筆が効率的になるかもしれない。ひょっとしたら良い小説が書けるのではないか、などと考えて(そういうことはなかったのですが)思い切って購入しました。

日本語入力ソフトとしての優秀さ

ワードはウインドウズの標準、IME。一太郎はATOK。
私はこのATOKが使いたくて、一太郎を購入したようなものです。
変換の賢さは目を見張るものがありました。
さらに校正機能も優れていて、ワードでは発見できなかったミスをいくつか修正することもできました。
※ワードもどんどん進化しているので、変換、校正機能も良くなっているとは思います。

この機能は一太郎購入を考える上でもっとも大事なポイントですが、その良し悪しについては、使ってみないとなかなか分からないと思います。
いきなり購入して、自分には合わない、ワードで十分だったとなるのは、出費がもったいないです。

でもその良さは知って欲しい……

体験版で試してからが良いかも

調べたら30日間無料というサービスがありました。良かったら試してみてはいかがでしょう?
(私はこの体験版を試してないので、使い勝手は分かりません。動作環境などよく調べてからどうぞ)

今、私は出版社とのやり取りの関係でワードを使用しているのですが、入力はATOKでやっています。

読み上げソフト『詠太』が嬉しい

日々、長時間、小説を書いていると、
・画面上での執筆
・印刷しての読み直し
・声に出して音読
など、自分の原稿とのインターフェイスに工夫をしないと、飽きてしまうことがあります。

それでよく使うのがこの『詠太』です。原稿を音声で読み上げてくれるのです。手を休めて目をつぶって、自分の書いた文章を音で聞くのは、なんだか贅沢で特別な体験です。
作業をしながらちょっとした気分転換をしているような気になります。
耳で聞くことで、リズムの悪いところ、入力ミスに気づくことも。

※もちろんワードにもこの機能はあります。ほかにも読み上げ専門のソフトもあるようですが、私は『詠太』が優れていると思います。
私が一太郎の最新バージョンを購入するとしたら、この『詠太』のためになるかもしれません。
※『詠太』を単体で販売して欲しいと願っています。

画面が横スクロール

これは単純なことなのですが、一太郎は画面上の原稿が横にスクロールします。ワードは縦です。ページが変わるときに、横スクロールだと前後を常に見ながら執筆できるので、これは意外に重宝しました。

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
一太郎は小説執筆のために、絶対必要というわけではありません。
私もデビューまではワードでした。ワードでも十分だと思います。

それでも一太郎にはワードにはない良さがあると思います。新しい執筆環境を試してみたい方には、体験版を試した上で、購入を検討しても良いと思います。

下のリンクは通常版です。いろんなバージョンがあるので、購入の際には良く説明を読んで、自分の場合、どれが良いのかを検討してください。


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