タトゥー

なぜ、日本ではタトゥーを入れるのがダメなのか。この問いにどれだけの人がタトゥー賛成派の人が納得するような答えを出せるのだろうか。
私が前回のnoteで記した日本人らしさがここでも顕著に現れていると思う。大した理由もないがなんとなく、タトゥーが入っていると怖そう、ドロップアウトした人というイメージがあるからとりあえず批判している人が大半だろう。
そんなふんわりとした理由でファッションとして、オシャレとしてタトゥーを入れたい人を押さえつけている。

結局、昔から"なんとなく"の理由だけで批判されてきた。タトゥーが何か周囲に悪影響を及ぼすのか。入れた人の皮膚への影響はあるだろうがタバコに比べて周りの人に与える悪影響はないに等しくないだろうか。

怖いと思う理由は昔はヤクザや暴力団の人が入れているイメージがあったからだろう。しかし、現代のタトゥーを入れている海外アーティストやスポーツ選手を見て恐怖心を抱くだろうか。人それぞれの価値観によって違うがそこまで恐怖心を抱く人はいないと思う。何も思わないかイケてると思うかのどっちかではないだろうか。それが日本人になると途端に悪いイメージへと転換される。

時代は進んでいるのに日本人の思考は停止したままだ。

日本でタトゥーが悪い印象を持たれるのが文化だと思っている人がいるなら鼻で笑ってしまう。文化の意味を履き違えていないだろうか。文化とは未来永劫残す価値のある世界に誇れるしっかりとした根拠をもつものを指すと私は考えている。

なんとなく批判をすればいいと思っているこの風潮を文化とは到底呼べないだろう。むしろ、時代に沿った柔軟な考えができない負の遺産とすら感じる。

おしゃれとしてタトゥーを入れたいだけなのに少数派であるが故に人としての中身を見られる前に外見が日本にそぐわないとして社会不適合者の烙印が押され社会で生きにくくされる。
人は外見より中身が大事と大抵の人が口を揃えて言う割にタトゥーになると話が変わってくる。

これもまた日本人にありがちなことだが本音と建前を持っていることだ。(この話をすると長くなるので別な日にするが) 私は、日本という国が好きだが客観的に見るとなんとも住みにくい国だと思える。

弱い者いじめの構図が常に日本社会に存在している。しかし、ほとんどの人がそんなことを意識していない。なぜなら、多数派が正義であり正解であると信じて疑わないからだ。

自分の意見を相手に納得してもらうにはしっかりとした根拠に基づいた意見である必要がある。

最終的にタトゥーの話をしていないが、この話題は建設的な議論をする必要があると私は考えている。別に、タトゥーをいれる人が増えてほしいと願っているわけではないが少しでも、少数派である弱者に優しい社会を構築できれる未來になれば願っている。


本日も最後までnoteを読んでいただき誠にありがとうございます。日に日に投稿時間が遅くなってきているが日本時間の朝8時までに投稿すればマルタ時間で過ごしている私にとって日付を越す前に投稿できているのでノルマをクリアをしている。
別にまだ毎日読んでくださる読者などいなかろうがこれからも日付を越す前に投稿するよう精進いたします。

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