野球太郎出た記念でゴキゲンに野手を見るポイントとか語るnote+α

(✿✪‿✪。)ノコンチャ♡

いやーブログを書くときに一番困るの画像じゃないですか?思い描いたズバリを探すのが大変で下手したら文章より時間かけてしまったり、その内に別の意欲が大きくなって書く事忘れたり。

しかし note では、数クリックで様々なイラストレーターのイラストを使わせていただける。なんて素敵なんでしょう!!今回はたまたま野球の画像がすぐ見つかったので即決めでした。 june06_cat さん、素敵な画像をお借りします!!

野球太郎に出た経緯

まず野球太郎とは、ドラフト候補を中心に取り上げている野球雑誌です。私は姉妹誌の中学野球太郎含め愛読しているので、両誌でご活躍のあの菊地選手さんからご連絡を頂いた時は何かの冗談かと思いました。

ただ、この雑誌は元々ファンが集まって作られた本である事、今回はネット上で行われている仮想ドラフトの経験者を座談会に呼んでみる趣旨だという事などから、自分でも驚くほど自然に受け入れる事が出来ました。

菊地選手から依頼があったのは主に以下の二点です。

・仮想ドラフトの魅力やエピソード
・今年のドラフト候補でおススメを三名

え?仮想ドラフトってなんスカ、て??

簡単に言ってしまえばドラフトごっこで、実際の球団になったつもりでアマチュア選手を指名させていただくアソビになります。

私はTwitter上の仮想ドラフトに何度か参加/主催しており、直近では #熱ドラ にソフトバンク担当としてチームを組んで参加します。 Twitter と YouTube Live を駆使した本格的なイベントで  7/11(土) 19時より行われます。

実際の様子なども良く分かると思いますし是非ご覧いただければ。指名結果やチームビルディングについても後日noteで公開予定ですので乞うご期待を👍

またこちらが実際発売した野球太郎です。私はほんの少ししか載っていませんが、公式大会が少ないこのご時世でドラフト候補を網羅的に把握できる数少ない雑誌だと思います。これから始まる代替大会や公式戦のお供に如何でしょうか。書店や電子書籍もありますので、宜しければ🙌

なお、本誌の座談会コーナーで三人の選手をおススメしたわけですが、それが誰かについては是非本誌でご確認頂ければと思います。

この note はここから後半に入りますが、その選手にフォーカスした話ではなく、その三人をサンプルとしてどういうポイントに選手としての魅力を感じ、何がプロを含めた上位カテゴリで需要となるか等を述べてみたいと思います。 

高校生打者の伸びしろを想像する

1人目は高校生の打者をおススメしてみました。ので、高校生野手を見るポイントを共有しようと思います。

端的に言うと、「野手」と「打者」の潜在能力は別々に考えるべきだと思っています。

野手・・・スペックとしての優劣。守備位置は放念し運動能力の高さと現時点でのメンタルバランスを想像する

・身長の高さ
・遠投距離
・50mタイム
・一塁到達タイム
・試合前、中、後の言動や周りとの接し方
・内面性を窺わせるエピソード

お前誰やねん、スカウト気取りかって感じですが、上四つに関しては有名選手に関しては各種媒体で出てくるような一般的な項目ですし、下二つ特に言動は球場に早く着いて見ていると自然と目につく事です。ドラフト抜きにしても推しとはこうした性格面からも生まれ得るのではないかと思っています。

またドラフト候補と考えた場合も、未成年であり社会に出た事のない彼らを預かり、働き盛りの年齢まで末永く付き合う立場として、プロは内面の成熟性を大学生や社会人以上に重視しているのではと想像されます。よく同じ高校から指名が続くと縁故云々といわれますが、その学校の部活を通した教育面が球団の中で評価されている、という可能性はあるのではと。

内面性と言っても様々ですが、例えばリーダーシップを発揮している選手はその内面の成熟度は高く見られ、ムードメーカーならチームメイトと良い関係を構築できる、という具合にです。最近の選手はインタビュー上では素晴らしい受け答えが出来ますが、実際に球場で見ると別の印象を持ったりする事もしばしばです。高校生に限らず一つの新しい見どころとして感じて頂けたら幸いです。

打者・・・メカニクスを含めた完成度は度外視

・スイングスピード→筋力および身体能力
・フルスイングが出来それにより身体がブレない→軸の強さ
・高低速遅別のスイングの形がある→スイング軌道の想像力と身体能力

要するに技術を向上させても根本的に変わる事のない基盤がこの三点ではと思っており、これ以外の完成度が高い必要はなく、更に言えば完成度が低いのに高校通算○○本などという成績が出ているのなら、完成したらもっと良くなる可能性を秘めているわけです。

なのでその基盤を見ていけば面白い選手に出会えるのではないかと考えます。

スイングスピードは映像の加減で騙されがちなので出来れば生、最低限ライブ映像が良いでしょう。最近では計測した情報が出てくる選手もいますね。

フルスイングによる身体のブレは見ればわかるかと。打った後に転ぶようなフルスイングももちろん魅力ですが、それが無い方が軸が強く、より身体操作が良いはずですから。

スイングの形は何も4-5種類ある必要はなく2種類あれば、いわゆる当て感があると言っていいかと思います。

打球速度や飛距離は、金属である点や再現性が確保できない点からそこまで気にした事はないです。考慮するならある試合で飛ばした距離より、練習で飛ばしまくってるというエピソードの方が信用できるかなと。

野球太郎であげた高校生はこの三点に加え、右掌が上を向いてる時間が長いのが素敵だなと感じました。詳細は省きますが、スイング中に捕手側の掌が上を向いている時間が長いのは、打撃において身体が上手く使えている可能性を示す一つの現れだと思っているためです。機会があれば説明しますが、注目頂けたら幸いです。

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現代野球における正三塁手の希少性

2人目は大学生サードをおススメしました。彼の何が優れているかは本誌をご確認頂くとして、プロの立場でサードのレギュラーに求めるものを確認し、その希少性から必要な能力を上げたいと思います。

端的に言うとプロのサードには、以下の能力が年々高い水準で必要になってきています。

・二遊間以上の長打力
・二遊間を代替出来るほどの守備的俊敏性

それぞれ深堀すると、

長打力に関しては、より動きが多く細かい捕手と二遊間は守備のタスクを優先し打撃でのハードコンタクトは二の次となるため、チーム全体の打撃プランとしてサードには長打力を求めていく必要性が生まれています。これは昔からあまり変わっていません。

一方で投球速度の上昇と打撃技術の向上により打球速度は飛躍的に上がり、ホットコーナーに飛ぶ打球は勿論の事、外野に飛ばさないための大胆な守備シフトにが誕生し、その殆どがサードに負担が集中しています。

守備シフトにも様々ありますが、その殆どはライト方向へのケアでありつまり二塁打以上を献上しないための形になっていることが多いのです。よって、その対極に位置するサードが時にはショート、あるいは一二塁間、場合によってはレフトの位置に着きながらも、流し打ちやバントへの対応ではこれまで通りサードが打球を裁く形になっているのです。

つまりサードにも二遊間や外野の下位互換となる程度の俊敏性は必要であり、もはやホットコーナーを綺麗に捌ければいい時代では無くなりつつあります。

(なんじゃこりゃというプルシフトの一例...)

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無論その機会はまだ多くないですが、有事の際に動けないとそれだけで作戦が減りますので動ける必要が出て来ているわけです。大胆な守備シフトが話題のオリックスも宗がCFと3Bをこなしますが、スプリントの観点では外野も守れる内野は一つのモデルになり得るかもしれません。

そんな二点をドラフトに置き換えると、俊敏性の観点ではショートやセカンドの選手をサードに降ろしてくるのが手っ取り早いですが、サードに必要な長打力を兼ね備えている選手は希少です。ではアマチュアのサードがどうであるかを見るとやはりどちらかに偏っており、この二点を兼ね備えている選手は殆どいません。

しかしながら、現職でサードを守り、プロでもこの二点の能力を買われている可能性がある選手が今年は二人いるとみており、私が紹介したのがその一人です (ちなみにもう一人は蔵建て男さんが紹介されています)。是非本誌でご確認頂ければ幸いです。

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ユーティリティの需要とその価値を上げる能力

最後には社会人の野手を紹介しました。彼はユーティリティとして最も重要な二遊間それもショートも守れるという点に大きな価値があります。

掻い摘んで話すと、元々遊撃手として活躍しプロ志望届→漏れて社会人への合流が遅れ既にポジションが埋まっておりセカンドへ→外野手故障者多数で外野へという経緯を持っており、移動だけをみると才能を見限られたかのような動きになっています。

しかし、志望届を出した段階でショートとしての評価も高かったですし、上記は一年未満での出来事なので、その才能を再び呼び起こすことは可能ではないかと考えました。

プロでは野手に複数ポジションを求める動きが加速しており、近年では外国人選手にもその要望が向けられています。一方でショートが出来る体で社会人から入団したものの、そのレベルの高さの前にレギュラーとはならず、UTとして活路を見出し直す選手も少なくありません。

ですが去年のドラフト最大のサプライズであった小深田大翔選手の一位指名を見るに、ショートを守れるという点は変わらず希少価値が高く、今年彼のように最高のバックアッパーになれる選手は、紹介した彼が筆頭候補だろうと考えてました。外野を任される点からもお気づきの通り脚も武器に出来ます。

はえーそんな選手おるんすかー!誰誰知りたい!!→是非本誌をお買い求め下さい☺(画像はミスターUTことゾブリスト)

画像3

あとがき

いかがでしたでしょうか。
野球太郎を買おうかな?!そう思って頂けたなら嬉しいです。

最後にいくつか裏話を。

この三選手を薦める事になったわけは、単純に好きな選手である点に加え、事前にレギュラーメンバーの皆さんがおススメする選手を聞くことが出来たので、一緒に参加したやまけんさんじんぎさんに声をかけ、せっかくなら被らずに選手をおススメしようとお話しした事からのセレクションでした。

やまけんさんが捕手、ショート、投手と選び、私は高大社で野手とし、じんぎさんが残りから選んで頂いたような形ですが、結果的にいいバランスになったかなと考えております(改めて勝手なワガママにお付き合い頂きありがとうございました!)。

また、やまけんさんについては以下の通りです。もう"それ"以外で形容が出来ません。神宮付近を歩いていたらサインを求められても文句は言えないレベルかなと(?)


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