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2019年も残り10日。これからもできる限り選手を続けていきたいなって話。

2019年も残り10日になりました。

楽しいことも大変なことも色々あったけれども今もこうして生きていることに感謝です。格闘技も仕事も恋愛も僕もいつか終わりが来るものですが、終わりが来るから今終わりにしようではなく、自分の可能性を最大限に使ってからにしようと思っています。そのために生きろ!なのです。生きることは辛いし苦しいし、自分の決断が正しかったのか揺れるときもあるけれども、信じ込んで生きるしかないです。

2019年はどんな年だったのですか。今年を振り返って。

この手の質問をインタビューでされることが多いのですが、僕にとってはもう過去も過去で死体になっています。もうぬくもりすら感じないほど過去のことになっているし、どうでもいいし、過去のことは変わらないので解釈を良いものにしていくために僕は未来に向けて歩みを止めないし、常に未来へのアクションを起こしていきたいと考えています。

まあそれはそれとして。
2019年は同世代が現役生活に一区切りをつける風な動きが見えたことが僕にとって大きなことでした。同世代を生き抜いたファイターが現役を退く動きをするのは感じるもにがあります。

川尻さんが現役生活に一区切りをつけてジムを開設するようだ。ここで敬称をつけて呼ぶのは同じファイターではなく、一段降りた方なのであえて敬称をつけることにした。北岡悟は僕が知る限り4度目の引退を匂わせます。だが結局今も練習しているし、彼に何かを言うこと自体が伝わらない(いい意味でも悪い意味でも)ので、お前はそれでいいや!と思うことにしています。

僕は彼らよりも若い。とは言っても36歳で先が長くあるわけではない。

経済的な部分で引退せざるを得ない話をたまに聞くけれども、そこに関しては僕はどうでもいいとさえ思っています。僕には15年を超えるプロ選手としての歴史があるわけで物語に共感があると思っているから、最後は続けさせてくれる人がいるだろうと思っています。そのくらい芸事に理解があるメンバーと一緒に生きていると思っています。乱暴に言うと青木真也に少し返してくれよって話です。

とはいえ経済的な部分は大きな割合を占めるので、格闘技以外に仕事の幅を持っていると安定はします。その意味で僕は文章を書いたり、それ以外の出役の仕事もしているし、長いキャリアを続ける選手は格闘技以外の武器を持っています。人脈にしろ仕事にしろ。

まだまだ格闘技がやり足りないし、表現することが楽しい。
日々発見があるし、自己否定が止まないし、表現することが好きです。天職って話は良く聞くのですが、もしかしたら格闘技は天職なのかなって思うことがあります。天職って経験をしたことがないからどれがそうなのかわからないですが、僕はこの仕事を追求し続けたいのです。

キャリアを続ける一番大切なことは情熱だと思うし、熱狂できているかなのだと当たり前なところに着地してしまいました。体力の限界ではなく気持ちの限界が先に来るのだろうと思います。ならば僕は強いです。情熱の温度も量も形も違うから。

2019年の最後に元も子もないことを言うけれど、最後は気持ちだ。

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