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シンガポール遠征で自分の可能性を改めて感じた話 みんなでもらおうイエローカード!今なら10%ファイトマネー減額の巻

学びの多いシンガポール遠征でした。

試合前には今まで感じたことのないリラックスと楽しみを感じて、今までと同じように試合前は緊張して試合に臨みました。試合前の緊張がないようだと選手としては勝負から遠く離れてしまって厳しいです。試合前に緊張があるか否かが不安要素の一つではあったのですが、試合前にはしっかりと緊張していて安心しました。試合が終わってまだ選手としてやっていけると感じると同時にプロ格闘技選手としての新しい領域に踏み込んだのを感じて、より一層精進していかねばいけないと決意を新たにしました。

試合翌日にチャトリに練習に誘ってもらいました。
レオジーニョことレオヴィエイラとブシェシャと練習をできるのであれば試合翌日であろうと関係がなく、プールでだらけていたのをすぐに準備して練習に向かいました。試合後で疲れていようとレオジーニョと練習ができると嬉々として向かうのだから、格闘技が好きな気持ちは歳をとろうと変わらないし、身体のどこを切っても格闘技選手だなと感じました。

レオジーニョの知識量と懐の深さに圧倒されます。
何が凄いって僕の技術を知っていて、それを知った上でどうやっているのか聞いてくれて、その上で否定をせずアドバイスをくれるのです。お互いに技術を得てその上で互いの考えを交換し合うのは技術交流の理想だと思います。レオジーニョの技術を教えてもらったのですが、基本技術異次元の高さと自由な組み合わせでクリエイティブとはこういうことだよなと感じました。基本の技術がずば抜けている上で知識が豊富だからこそ創り上げれるのは格闘技だろうが料理だろうが何でも同じだなと思いました。

僕の技術も知識もまだまだ足りないのだと痛感しました。
技術に関してはそれなりにあると思っていたし、それを組み上げる腕もそれなりに自信があって、自分の形を作れていたのですが、さらに上を見るためにはまだまだ足りないし、裏を返せばまだまだ成長ができるのだと感じました。ピンチはチャンスだったり、絶望と希望は同じ顔してやってくるのが世の常なのですが、自分自身の未熟さ未完成さに絶望はするけれど、まだまだ伸び代があると考えることもできて、今回の僕は希望を強く感じました。

コロナ渦で国外で練習をする機会が無くなって刺激を得ることがない中で、自分の形を練れたのはよかったのですが、そのデメリットとして刺激が少なく新しい引き出しを得たり幅を広げる作業はできていなかったので、このタイミングで刺激を得られたのは意味も価値もありました。まだまだ全然できるし、やらなければいけないし、自分の可能性を使い切るには果てしない道が広がっていると思いました。まだまだ自分には可能性があるのだと自己啓発でおかしくなってしまった人や、格闘技選手によく見られる何も考えずに考えられずのめでたい人のようなことを自分で考えた上で思っています。

技術も練習法も取り組みも様々な形と幅と領域と完成度があります。
まだまだ僕にも先があります。この先は未開の地であるとも思っています。青木真也が特異なものであって、それが極まってしまっているところがあるので自ら学びを探して学びを感じて高めていくしかないし、一人の先生から一つのジャンルからではなく、世の中に存在する全てから学びを得て積み上げて組み上げていこうと決意を新たにしました。僕はまだまだできる。

今回の試合前に芸事として新しい領域に進む転換期だと思っていたのですが、どうやらプロ格闘技としても技術としても新しい領域に進むときであったようです。どうやらまだまだ先があるようです。格闘技選手としての寿命が伸びたどころか終わりが見えません。今日もコツコツ積み上げていきましょう。

レオジーニョと軽くですが、お手合わせしてもらいました。

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