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超RIZIN.RIZIN38 堀口恭司対金太郎戦決定 ずっこけながらも堀口さんのおかげで格闘技を担保するの巻

RIZIN38と超RIZINでは朝倉未来対フロイドメイウェザーのエキシビジョンマッチが話題になっておりますが、「格闘技」が好きなファンからすると珍味や奇抜な料理もいいけれど、まずはしっかりとしたメイン料理=格闘技があってこそだと思うのが本音ではないでしょうか。(そうであってほしい願望込み)質の良いMMAの試合が国内で見たいはずです。質も物語も揃った試合であれば尚更良いのですが、この御時世そうもいかないのは皆さん周知のところであります。

最近のRIZINのメインは前回が伊澤星花さんで前々回が平本蓮さんと格闘技としては弱いカードが並んでいたように思います。休憩前や明けのカードとしては良いカードだとは思いますが、メインとしては頼りないというか、軸にならないカードでありました。お客さんはお金と時間を使ってくるので、このカードでは値段に見合わないとか、時間を使うのが勿体無いとなるのは当然ですし、選択をする権利があるので、お客さんからすれば、おいおい!と厳しい声が聞こえてくるのも良くわかります。すごくよくわかる。

先日のONEのデメトリアスジョンソン対アドリアーノモラエスの大会はしっかりと話題になっていました。デメトリアスジョンソンのUFCから積み重ねてきた「バリュー」があってのことだけれども、格闘技としての質の良さをお客さんが求めているのだと思えて心温まりました。国内外関係なく、質があってのことだし、質がなくとも話題性でなんとかなってしまう時代だからこその質の重要性を感じておりました。潮目が変わることはないにせよ、質を大事に良質の客の中でやっていく世界は必ず存在するし、生き残る可能性は高いと思います。(ここら辺はまた書きます)

朝倉未来対メイウェザーのエキシビジョンマッチをメインにするとどうしてもイロモノというか、トリッキーな策を講じているように見えてしまう中で、堀口恭司さんの試合があることで格闘技大会としての信頼度が増すように思うし、堀口さんがいることで格闘技大会として担保されるような気がします。その意味での堀口恭司投入は良策だと思うし、日本のお客さんも歓迎なのではないかと思います。

堀口さんがベラトールのトーナメントを順調に勝ち上がっていたのであれば、今回の参戦はありえなかったはずなのですが(日程的にも)、初戦でパトリッキーミックスに敗退してしまったので、復帰戦のタイミングを模索する中、ベラトールとRIZINの関係性も良好なこともあって参戦の流れとなったのだと思います。手放しで喜べる参戦ではないとは思うのですが、それでも日本で見れるのは嬉しいのが正直なところだと思います。

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