見出し画像

#格闘代理戦争 本日21時スタート 2024年の青木真也は何をどう描くか

3月8日 21時よりABEMAにて、『格闘代理戦争 THE MAX』が放送開始。格闘代理戦争と聞けば、血が騒ぐと言いますか、どんな形であれ青木の出役はあるよね!と思えるほど、2018年の2シーズンと3シーズンは青木真也として納得できる作品でした。2018年と同じ味付け、同じ量を期待されると「お前らの思い通りにはさせねえよ」ではありますが、今回も全力で取り組みますのでよろしくお願いします。

初回を前にABEMA格闘チャンネルYouTubeにて、先出しの映像が出ています。初回から皇治さんにお世話になって、青木真也流の日本貸し借り銀行で青木と関係性のある方にお世話になるスタイルですが、皇治さんはしっかり「皇治」で職業人としての能力の高さを発揮してくれました。青木推薦選手が自分で何も創れるわけもなく、番組が進んでいく中で自分で創れるようになってくれたらと淡い期待をするとともに、格好つけほどダサいことはないとか、他人様のものを借りてるうちは何者でもないことを感じて考えてくれるきっかけになっていけば何よりです。まあそれはそれとして。

思い返せば2018年は家庭はボロボロ不倫はドロドロで刺せば監獄刺されば地獄のプライベートは剣山の上を歩くような状態で、正気で生きていこうとするも正気では到底生きていけない状態だったが故に格闘技と仕事に没入したときで、それ故に身を投げ打って創り上げた作品の一つが格闘代理戦争なのです。2018年前後は試合も仕事も大車輪だったのですが、それは確かに「頑張った」のではあるけれど、狂わないとやっていられなかった側面が強かったように思います。書けない話ばかりだけど、よくやっていたと思います。

2024年の僕を取り巻く状況は2018年からは想像もつかない穏やかな日々を過ごしています。地位も名声も富もこれ以上を得ようと争いの場に立つ意味もなく、ひたすらに自分が面白いと思うことを追求探求していくフェイズに入っていて、変わったおじさんとして他を引き離す状態です。達観とや諦観の中でそれでも生きる楽しさ苦しさを描く中年の苦悩を表現する青木真也は今まで以上に分かり難く、今まで以上に万人受けするスターやヒーローにはなり得ないとは思いますが、一定の客には刺さって仕方がない表現になると思っています。

2024年の格闘代理戦争では何を描くのかと聞かれたら、何を描くか答える前に2018年のような情熱の温度と量では描けないことをまず最初にお答えしなければいけません。ただ2024年の僕にしか創れない表現も当然あって、2024年の青木真也を絞り出して表現することで形にしていこうと決意を新たにしております。

プロ格闘技とは何か、表現とは何か、その中で生き方を選択していく物語を丁寧に描いていきたいです。見ていて楽しい『番組』としての制作が強い格闘チャンネル肝入り番組ではあるけど、その中で『学び』や『問いかけ』があるものにしていきたいし、今の僕の仕事は数字が取れることよりも質とどれだけ刺さるかを大事にやっています。と言うわけで2024年の格闘代理戦争もよろしくお願いします。まずは本日21時ABEMA TVでご視聴よろしくお願いします。

ここから先は

1,331字

¥ 300

サポートありがとうございます。選手活動、表現活動の活動費用に当てさせていただきます。更なる良いもの、面白いものを創作する原資に大事に大事に感謝を込めて使わせて頂きます。