見出し画像

1月のONE日本大会でセコンドを務めてくれた野村駿太さんが試合をするの巻

1月のONE日本大会で青木真也TEAMとして、練習パートナーからセコンドまで務めてくださった野村駿太さんが、7月14日に後楽園ホールで行われる「DEEP 120 IMPACT」で7ヶ月ぶりの試合に出場します。

野村駿太さんのことだから試合に向けての競技面では一生懸命完璧に仕上げる信頼はあるのですが、記事を仕込んだりの人に見てもらう工夫と手間は彼自身はしないだろうから、少しでも見て頂くためにと思って老婆心ながら関係のあるところにお願いしたところ、いくつか記事にしていただいておりました。お願いした当の本人がRTだけで済ませるのも無責任が過ぎるので、こうしてnoteを書いているところであります。まあそれはそれとして。

野村駿太さんには1月のONE日本大会で助けてもらいました。彼との練習のおかげでコンディションを整えられて、彼の試合前の声掛けのおかげで試合に迎えたところは事実なので、僕は心底感謝しています。もう数年早く彼がいてくれたらと思うほどですが、欲をかいてはいけません。ここで出会えて助けてもらえたことに感謝しています。今度試合をする際にも彼にお願いしようと思っているほどです。

彼とは組技強化にロータス世田谷にきてくれたところからの付き合いなのですが、組み技の能力も身体的な素質も抜けていて、これはすぐに上にいく選手だと確信が持てました。僕が対価をお支払いして、練習相手とサポートをお願いしていることでわかっていただけると思います。期待の若手とかではなく、ちゃんと上にいくであろう選手です。

練習で「強い」話ほど意味のないことはないと僕は思っていて、プロなのであれば試合で強いのがすべてだし、ニュースになるとか客が呼べるとか含めての「強さ」がすべてだと僕は思っています。その意味では野村駿太さんは世に出る前の段階だと思うし、ここからどう強くなっていくかを追うに値する選手です。彼の場合は純粋な競技としての強さを追い求める中で、人間としての厚みが増していく強さなので、徹底して今は競技を追い求めればいいのではないかと思います。そして周りはそれを応援するのみでしょう。

彼はRord to UFCからUFCを目指しているのですが、そこを見据えると今回の試合は絶対に落とせない試合です。UFC入りを目指している選手の場合は徹底的に戦績に拘らないと戦績で選考から弾かれるからよりシビアです。対戦相手との試合のプレッシャーよりも目標に対してのプレッシャーが今の彼には大きいのではないかと僕は見ています。対戦相手との試合に向けたプレッシャーと自分の目標に向けたプレッシャー。なかなかこのプレッシャーを同時に味わえる人も限られているので、ここはいっちょ踏ん張って乗り越えて頂きたいところです。

ただ試合に関しては僕はまったく心配していません。今の野村駿太さんの実力をそのまま出せば、周りが驚くような試合になるでしょう。そして僕は驚く周りを見ても驚くことはないでしょう。なぜならば僕は彼の能力を身を以て知っているからです。モノが違うとか、格が違うってところになるのではないでしょうか。打撃でも組み技でも全局面で圧倒してくれることを期待しています。野村駿太さんは自分を信じて持ち場で全力で頑張ってください。僕は信じているので、あとは自分で自分を信じるだけであります。

行こう。「行け」と言う。

ここから先は

182字

¥ 300

サポートありがとうございます。選手活動、表現活動の活動費用に当てさせていただきます。更なる良いもの、面白いものを創作する原資に大事に大事に感謝を込めて使わせて頂きます。