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RIZIN.40 対戦カード 2022年最後の見所と与太話 ※ 21日追記しました

やってきました。先のことは一切わからないが今年は健在RIZIN大晦日。

旗揚げから一貫して地上波ありきのテレビ格闘技だったはずが、我らが榊原信行さんの16年ぶり2回目の週刊誌報道で見事に地上波放送消滅。何やってんだよ感満載で一時はどうなることやらと思ったところを、怒涛の漢気と開き直りを解禁して徳俵いっぱいに堪えたところで、とりあえずメイウェザーやらベラトール対抗戦で火柱を上げて、煙に巻く榊原マジック炸裂の2022年の締めくくりであります。2022年の開き直りは教科書通り過ぎてお見事としか言えませんでした。金屏風に反射する中での榊原信行さんの土下座芸はその真骨頂で格闘技の歴史教科書があれば事案でありました。。なんだか裁判をやっているような話も聞こえてきて相変わらず退屈させない榊原劇場は健在です。(後述します)

※abemaのお陰で解説動画が出たよ 他の解説者や現役選手の方々との見立ての違いを楽しむと共に興味を持ったらnoteにいらっしゃい

RIZINをabemaが放送することでabemaのプロモーション映像で青木真也がRIZINを語ってます。我ながら格闘技を批評する人間として説得力のある力を見せつけた解説映像だと思います。この映像を見て青木真也noteにきてくれたら嬉しいですがそこの流入はどうかも気になります。どうなんでしょうか。みんなで読もう!青木真也note!

地上波放送ありきで地上波放送の放映権とスポンサー収入をメインにやりくりしてきたであろうRIZINですが、地上波放送がなくなったところでTHEMATCH2022でAbemaと一緒にPPV放送の流れがきたり、地上波放送がなければ何にも照れることなくスポンサーやら何やらつけちゃうぞとなって結果的に元気そうに見えて何よりです。誠実さや信用信頼よりも実を取るスタイルが今年は顕著になってきていて、吉羽美華さんがコロナ給付金詐欺でうっかり逮捕されちゃった件や、沖縄大会で朝倉海さん直前欠場発表のタイミングや、ごぼうの党の人が花束投げちゃった案件やらで信用信頼よりも実を取るアグレッシブなスタイルが見えてしまって平気な人は平気だろうけど、苦手な人は一定数いるのではないかと思います。僕は損して得とった方がいいと思うタイプなので、RIZINはもったいないなと眺めておりました。僕は現在直接のお取引はないのですが、直接の取引は躊躇してしまう何かがありますよね。

今年の年末はベラトール対RIZINの対抗戦を持ってきていて、榊原さんの交渉力と博打力と地雷原を平気で歩いていく強靭なメンタルに我々ヨカタ一同で驚きを隠せません&頭が下がります。プロモーターは博徒な面は多少なりともあるものではありますが、博徒にしてももう少し慎重になっていいと思うし、メイウェザー招聘にベラトール対抗戦と興業的に博打を打ち過ぎな気がします。麻痺している部分もあるんだろうし、カネを使う能力がズバ抜けているんだろうし、このタイプはなくても使うだろうから周りは大変だろうなって思いました。今回のベラトール対抗戦も興業面では結構な博打だと僕は思うんですよね。そこら辺の構造についてはこちらの記事をどうぞ。


北米ルールではなくRIZINルール このアドバンテージを活かせ

今回の対抗戦で実は大きなところが北米ルールではなく、RIZINルールを採用されているところだと思います。ケージではなくリング、ラウンド毎ではなくトータル採点、判定基準も北米基準と違うのはRIZIN勢に取っては大きなアドバンテージではないかと思います。同競技の別ルールですよね。

12月も月刊青木真也がおすすめです。年末大会の見所と振り返りだけでも月刊の価値はあるクオリティでお届けいたします。みんなで読もう。月刊青木真也。

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