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本田健『強運を呼び込む51の法則』

強運は、呼び込むことができる。

私的要約

運を強くするには、以下のことが必要である。
① 感情的な問題をクリアすること
② 人間の本質を理解すること
③ エネルギーを高めること
④ 愛され、共感される夢を持つこと
⑤ 応援される人になること
⑥ 良好な人間関係を持つこと
⑦ 行動すること
これらができて、初めて人生が変わっていく、と著者の本田健氏は言う。
『運』は才能と一緒で、生まれつき決まっているものではないかという人もいる。
たしかに、生まれつき運のいい人と悪い人はいる。しかし、本田氏は、ある時期まで運が悪かったのに、本人の努力で大きく運を向上させてきた人を何十人も知っている。それらの経験則から、『運』は感覚的なものではなく、体系的に紹介されているのが本書である。
運は、習慣と密接に関係している。だから、習慣を変えない限り、運も変わらない。上記7項目を常日頃から意識し、自分の行動を変えていくことこそが、自分の『運』を決めていくものなのだ。

教育×読書

この本には、3つの運の話が載っていた。
3つの運とは、
① 上から引っ張り上げてもらう運
② 横から支えてもらう運
③ 下から持ち上げられる運
らしい。
目上の人に引っ張り上げてもらい、同僚に支えてもらい、そして部下や後輩から持ち上げてもらう、ということだ。
私は教育上の信念として、偶然にもこれまでこの言葉と似た言葉を使っていた。
① 上から引っ張り上げる教育
② 横から支える教育
③ 下から持ち上げる教育
教育上、相手によって、そしてタイミングによって、これらを使い分けることは大事であると思う。グイグイと引っ張るだけではなく、時には自分で考え悩んでいる姿を見守り、精神的に支えてやりながらステップアップを目指していくというものだ。
もちろん、人それぞれにやり方があるし、これだけが正解だとは思わないが、これまでの経験則から、数ある正解の内の1つだとは思っている。私の理想の教育は、ティーチングのみではなく、きちんとコーチングしてやることだ。
これらをすることで、生徒から『出会えて運が良かった』と思ってもらえるような塾講師になることができれば、私は『強運』の持ち主なのだと言えるのだろう。

私的感想

私は基本的に運が良いと思います。
特に人間関係においては、これまでいくら感謝しても足りないくらいのたくさんの素晴らしい出会いをいただいてきました。40歳を過ぎ、私はこれまで受けてきた恩を返す方の立場に変わっていかなければいけないと思っています。
それをするには、私自身の『運』がやはり良くなければできないのだと思います。
『運』とは何か。
一言で言い表すならば、『その人の生きざま』なのかもしれません。
最近、運気が悪いなと思うときにはやはり生活が整っていないし、逆に整っているときには絶好調なことが多い気がします。『徳を積む』と言えば大げさですが、人として正しい行いをすること、それが運を呼び込むことになるのかもしれませんね。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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