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永松茂久『40代をあきらめて生きるな』

人生の後半戦の命運を決めると言われる10年間、それが40代だ。

私的要約

40代。
年齢や環境、周りの目のせいにして、やりたいことをやらない=あきらめる人が増えていく。
違う、そうじゃない。
あきらめることで得られるものとは、それほど大切なものなのか?
人生100年時代。
時代の流れていくスピードはこれまでとは比較にならない程早くなり、価値観も多様化している。だからこそ、私たち40代がこれまで培ってきた、人との縁、経験、そして経験から得た知識が時代の荒波を乗り越える力になる。
40代からの人生は、個人戦ではなく団体戦へとステージが変わっていく。
これまで誰かに応援されてきた人生、これからは私たちが誰かを応援していく番だ。
さあ、ここからだ。
私たちの人生は、私たちの心の在り方ひとつでいつも青春になる。

教育×読書

この書では、40代からは『教育』中心の生活になると書かれてある。
そこで紹介されてあった、『伝え方』は、私たち塾講師がいつも心に留めておかなければならないことであろう。
世の中には、4パターンの伝え方をする人がいる。
① 簡単なことを簡単に伝える人
② 簡単なことをわざわざ難しく伝える人
③ 難しいことをそのまま難しく伝える人
④ 難しいことを簡単に伝える人
私たちはプロである以上、当たり前のように④ができなければならない。
難しいことを簡単に伝えるために必要な力は、『要約力』だろう。伝えたいことの『本質』をきちんととらえ、それをいかにまとめ簡単に伝えるか。人に伝えるとき(生徒に教えるとき)、難しい言葉は必要ない。『難しいことをわかりやすく。』これさえ心がけていれば必ず伝わるようになる。
そして、伝えるということで相手の目線に合わせることは、相手への敬意と思いやりを持つということだ。私たちは、生徒の目線におりる思いやりの気持ちを忘れてはならない。

私的感想

40代、大切にしたい『あいうえお』として、
『あ・・・愛』
『い・・・命』
『う・・・運』
『え・・・縁』
『お・・・恩』
が紹介されてありました。本当にその通りですよね。
最近、もの忘れなどがひどくなってきており、衰えを感じます。
人生のステージが個人戦から団体戦に変わってきている証拠なのでしょう。
私は幸いにも教育業界に身をおけており、自分の子どものみならず、沢山の子どもたちの成長に関われています。後進を育てていく=生徒を育てていくことができる日々に感謝の気持ちを忘れずに過ごしていきたいと思います。
教育業界に長い間携われていることに誇りを持ち、40代をあきらめず生きていきたいと思います。この本は、人生のバイブルとして手元に置いておきたい1冊です。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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