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夢をつかむイチロー262のメッセージ編集委員会『夢をつかむイチロー262のメッセージ』

夢をつかむというのは、一気にはできません。小さなことを積み重ねることで、いつの日か、信じられないような力を出せるようになっていきます。

私的要約

元メジャーリーガーのイチロー氏の試行錯誤をまるごとぎっしりつめて、『イチロー氏の具体的な行動と考えをいつでも思い出すことができて、何を成し遂げようとする人にも参考になる』とでも言うような、勇気が湧いてくるのが本書である。
本書は、
① イチローの精神と目標
② イチローの準備と訓練
③ イチローの不安と逆風
④ イチローの形と野球観
⑤ イチローの技術と結果
の5部構成となっており、拾い読みするだけでも発見が多いものになっているが、初めから順を追って読んでいくと、『目標を立てて準備と訓練を積み、本番の実行に移し、逆風があっても結果を出す』という独特の道筋が静かに見えるようになっている。
本書からは、イチロー氏がどれだけ『特別な力を得るよりも持っている能力を出し切ること』を重視しているかが伝わってくる。本書の金言は、私たちが『夢をつかむ』ためのヒントとなっているのだ。

教育×読書

『自分が作り上げてきたものを崩すわけにはいきません。自分の技術を支えている気持ちが切れると不安が出ますから、それだけはしてはいけません。』
『びっくりするような好プレイが、勝ちに結びつくことは少ないです。確実にこなさないといけないプレイを確実にこなせるチームは強いと思います。』
『1試合1試合ベストを尽くしましたし、準備を怠ったことはなかったと思います。』
私がイチロー氏をリスペクトしているからというのもあるが、生徒にかける言葉の中で、一番参考にしているのがおそらくイチロー氏の言葉である。上にあげたものなどは、『本番で普段と違うことをするな』『確実な得点は、確実にとらないといけない問題からしか生まれない』『その1問のために準備を怠るな』などという形で生徒に伝えられている。
本書からは、イチロー氏の野球に対する真摯な姿が感じ取れる。私たち塾講師も生徒たち、そして指導教科に真摯に向き合わなければならないが、その向き合い方のお手本となるのがこの書だと思う。

私的感想

数々の偉業を成し遂げてきたイチロー氏の本です。
ジャンルは自己啓発書になるのでしょう。モチベーションが高まります。
しかし、ただモチベーションが上がるだけでなく、きちんと読めば、物事への具体的な向き合い方の手法を参考にできると思います。
『進化するときというのは、形はあんまり変わりません。だけど、見えないところが変わっています。それが本当の進化じゃないですか。』
こんなことが、無意識に口から出てくる生き方をしていきたいと思います。
結果を出した方の言葉は、重みが違いますね。やはり、私はイチロー氏を心から尊敬していると再確認できた本でした。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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