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長谷部誠『心を整える。勝利をたぐり寄せるための56の習慣』

私的要約
僕がなぜこのように『心を整える』ことを重視しているのかというと、僕自身、自分が未熟で弱い人間だと認識しているからです。

著者長谷部選手にとってのキーワードは『心』である。彼は『心』を大切にしている。『心』とは、車でいうところの『エンジン』であり、ピアノでいうところの『弦』であり、テニスでいうところの『ガット』である。『心、メンタルを強くする』と言うよりも、エンジンに油をさし、ピアノの弦を調律し、テニスのガットを調整する。そんな、『心をメンテナンスする』『心を整える』という感覚を『心』に対して持っている。常に安定した心を整えることによって、どんな試合でも一定以上のパフォーマンスができるし、自分を見失わなくて済むそうだ。長谷部選手は一日の最後に必ず、『心を鎮める30分間』を作っている。そうすることで、どんなに葛藤を抱えても、翌朝には平常心で部屋を出ていくことでできる。歴代サッカー日本代表監督5人から信頼され、キャプテンを任されてきた長谷部選手の習慣は、京セラ創業者稲盛和夫氏の言葉、『一日一回、深呼吸をして、必ず心を鎮める時間を作りなさい』という金言から生まれたものだった。

教育×読書

勝負所で力を発揮するには、いかに『平常心』でいられるかが大事だ。長谷部選手のこの書からは、自分が『平常心』でいられるためのエッセンスが読み取れる。そして、自分のことをきちんと知っているということがすごく重要である。自分に合った戦略、役割を自分なりに理解し、果たす。言葉にすれば簡単だが、それを実践できる人間がどれだけいるだろうか。この本から教育につなげるとすれば、長谷部選手の生き方や考え方から、自分戦略の立て方を身につけること、そして『心を整える』ことで『平常心』でいることの大事さを学んでもらいたい。

私的感想

私の尊敬するサッカー長谷部誠選手の書です。
生き方が本当にかっこよい方だと思います。
そして、読書が好きだというのがうなずける、コメントのうまさや文章力だと思います。私も真似できるところはどんどんしていきたいと思っています。ちなみにこの本、私は好きすぎて、いつでも読めるように書籍と電子書籍の両方持っています。

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