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AN的読書総決算2022 Vol.3 【スピリチュアル部門】

2022年に入って約800冊の本(Kindle約700冊、紙書籍約100冊)を読んできた私、ANが選ぶ各ジャンルの特に良かった本を複数回に分けてご紹介していきます。

第3回目は、【スピリチュアル部門】です。

【スピリチュアル部門】

1.小池浩『借金2000万円を完済した僕にドSの宇宙さんが耳打ちした奇跡を起こしまくる口ぐせ』

 私のスピリチュアル観を変えてくださった、小池浩さんの通称ドS本、『借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ』の完全なる続編です。

 この本に出会うまでは私の中ではスピリチュアルと言えば、何か大きな見えない力にお願いして、いわゆる『他力本願』で願いを叶えていくものという印象でした。それを、この本から自分の中の『宇宙さん』=『潜在意識』と通じ合うことで、現実をきちんと見つめ、そして『自分の力』で状況を変えていく、つまり宇宙の真理に逆らうことなく行動していくことこそが唯一の願望実現の方法、そしてその行動に対するヒントを出してくれるのが宇宙さんであるという考え方こそが本来のスピリチュアルなのだというのを学びました。

2.村松大輔『お金、成功、ご縁!すべてが用意されているゼロポイントフィールドにつながる生き方 量子力学で夢をかなえる!』

 こちらは、私が書斎倶楽部の読書会に初めて参加させていただいた時に紹介した書籍、『時間と空間を操る「量子力学的」習慣術』の続編となります。

 当時全盛だった、鬼滅の刃の『全集中の呼吸』がどういう状態なのかを量子力学という観点から解説されていたりして、とても面白い本だと思って手にとったのがきっかけでした。いわゆる『神ってる状態』なども、量子力学のエネルギーを使って説明されていたので、大学で物理を専攻していた私としては、とてもしっくりくる内容でした。まさか『願望実現』の仕組みを物理的な見地から解き明かされるとは思ってもいなかったので、私にとっては驚くほどの衝撃作でした。その作品の続編である今作は、ちょうどコロナ禍1年目の真っただ中に出された作品であったため、それについての言及も多少あって大変興味深かったです。『スピリチュアル?』と思っている理系男子にこそ読んでもらいたい作品です。

3.小林正観『ありがとうの神様』

 この本は、出だしが衝撃でした。

一応、私が40年間、研究してきた結論を言いますと、どうも、私たちのまわりには、

「神様が存在するらしい」

という結論に至りました。

小林正観『ありがとうの神様』はじめに より

 唯物論(すべての現象を「物質的」観点から規定していく理論)者であり、宗教とも無縁の著者が、それでも神様の存在を信じずにはいられない神秘的な出来事が世の中には様々ある、という論調が、私の中では大ヒットでした。物理を学んでいくと、『なんでこんなに数式で表されるような現象が起こるのだろうか?』『誰かが意図的にこうなるように作り上げた世界なのだろうか?』などと、何か人外の存在を感じずにはいられない感覚に陥りますが、それと同じ感じなのかなと思い読み始めました。全てのものや人に対する態度や関わり方を改めないといけないなと思った本でした。

 私は『教育×読書』のように、何かと何かのかけ算が好きです。
 今回で言えば、そのかけ算は『スピリチュアル×サイエンス』なのだと思います。私はもともと、スピリチュアル的なものも好きでしたし、サイエンスも好きな(というか専攻していた)ので、このかけ合わせの相乗効果はものすごくしっくりくるものでした。

 3冊の内容をかけ合わせると、私たちの周りというか、心の中には『宇宙さん』という私たちが夢実現のためにとるべき行動に対するヒントを与えてくれる『神様』と呼ばれる粒子が振動しているということなのでしょう。とてもしっくりきます。そして、私たち自身も粒子でできているので、振動数を高めていけば願望を実現するエネルギー(振動=運動している物質は運動が大きくなるほどエネルギーが大きくなる)が生まれるということですね。そして、この振動を高めるために必要なのは、『ありがとう』という感謝の気持ちと『愛している』という他者への想いだということです。3冊ともに共通して、『ありがとう』という気持ちを持つことが大事だと書かれてありました。『愛してる』はなかなか気恥ずかしくて口に出しては言えませんが、『ありがとう』は今年1年間で口をついて出てくるようになってきたと思っています。来年の目標は、『愛してる』が口をついて出てくるようになることですね。

 【スピリチュアル部門】はこの3冊がぶっちぎりでしたね。というか、この3者のお考えをかけ合わせることによって初めて、私のスピリチュアル観は形成されているのだと思っています。残り4日間は、これらの本の読みなおしと、このお三方の別巻を改めて読んでいきたいと思っています。たちまち今日(2022年12月27日)時点でのAN的2022年ベストセレクションはこの3冊でした。
 次回、Vol.4では【小説部門】のジャンルをご紹介できたらと思っています。小説はあまり読まないので、最近のものではなく教科書に載っているような作品ばかりになるかと思いますが、お楽しみに!


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