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水野敬也『夢をかなえるゾウ』

覚悟、でけてるわな?

私的要約

『変わる』と口にすることはとても簡単だが、実行するのがこんなにも難しい言葉はないのではなかろうか。
主人公『僕』は、今まで、何度も何度も変わろうと決心してきた。目標を決めて必ず実行しようと思ったり、仕事が終わって家に帰ってきてからも勉強しようとしたりするのだけど、でもだめだった。『やってやる!』そう思ってテンションが上がっている時はいいけれど、結局何も続かなくて、三日坊主で終わってしまってもしかしたら『やってやる!』と思った時より自分に対して自信を失っていて・・・そんなパターンばかりで、『変わりたい』とは思うが、いつしか『変わりたい』と『どうせ変われない』という思いとワンセットでやってくるようになっていた。
そんな『僕』が、夢を叶えるゾウの神様ガネーシャと話しているとき、心に引っかかっていることがあった。今まで、恥ずかしい思いをしたり、嫌な思いをしたりするたびに、今の自分を変えたいと思ってきたけど、結局一晩寝たら、なんとなくどうでもよくなって、新しいことが面倒くさくて、『まあいいか』といつもそうやって忘れて今日まで生きてきたけど、でも、心のどこかでは、いつか変わらなければ、何かを変えなければ、とりかえしのつかないことになるんじゃないか、そんな予感がずっとしていた。『きっかけさえあれば』いつも、そう思っている。まだそのきっかけが来ていないだけと自分に言い聞かせてきた。・・・でも、本当は『きっかけ』なんてたくさん転がっていて、そのきっかけを今までずっと素通りしてきていた。だからこのままでは『きっかけ』なんて来ない。それが『きっかけ』かどうかを決めるのは、今この瞬間の自分ということだ。こうして、『僕』はガネーシャからの『変わる』ための課題に取り組んでいくことにしていくのだった。
この書では、ガネーシャから29個の課題が出されている。それを、私たち自身が『僕』とともに毎日1つずつ実行していくことになる。このガネーシャの課題は、必ず『1日』で実行できるものになっている。これは、夢を叶えるためのノウハウを手に入れるだけでは意味がないことを表しており、そのノウハウを覚悟を決め、実行していくことこそ、夢を叶える方法なのだというガネーシャの教えなのである。

教育×読書

ガネーシャの教えの中の一節に、
本気で変わろうと思ったら、意識を変えようとしてはならない。意識ではなく『具体的な何か』を変えないといけない。
というものがあった。これは、行動を変えられない人間の典型パターンなのではないかと思う。仮に何か思うところがあり、『これからがんばろう』『今からがんばろう』『明日からがんばろう』などと誓ったところで、『何をがんばるのか』が明確になっていない限り、がんばりようがないのだ。だから行動が変わらない。
かくいう私も、残念ながらかつてはそういう思考だった。そして当然行動が変わらないということの繰り返しだった。この書に、学生時代に出会えていたらなと感じる。
この書は、夢を叶えるために行動を変えていく大切さ、持たなければならないマインド、それらをわかりやすくまとめてくれている。中高生あたりがベストだろうが、小学校高学年あたりから十分読んでも内容を理解できる書だと思うので、生徒たちにぜひ読んでもらいたい書である。そして、ぜひ夢を叶えてもらいたい。

私的感想

新年一発目は、これまたnote記事を書き始めた時からこの本について書くと決めていた、『夢をかなえるゾウ』でした。昨日の『夢をかなえる全技術』に続き、キーワードは『夢をかなえる』です。私自身、2022年は数ある夢の内のいくつかをかなえていく1年にしていくつもりです。そして、そのための所信を表明するために、この本を選びました。
明日から仕事も始まりますが、これから毎日1つずつ、ガネーシャからの課題を実行して、noteでつぶやきか記事にしていこうとしています。
夢をかなえられるかどうかは、私たちの意識次第、そして行動次第です。
インプットしていくだけでなく、きちんとアウトプットをしていきながら、夢に向かっていく行動をしっかりととる1年にしていきます。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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